その前に。毎年恒例のMazKenさん主催の「ペンスケッチ展12」が明日21日(水)~25日(日)まで開催されますが、MazKenさんよりご招待状を頂きましたよ。私的には、今週は通院日なので、帰りにお寄り出来たらと思っています。東京近郊にお住まいのハーフファンの皆さん。是非足を運んで頂ければと思います。会場は、青山のHONDA本社側です。詳しくは下記まで。
http://mazken.cocolog-nifty.com/
では、本題に行きます。カメラの作業が一段落ですので、先日の植村ダイバーの時にもチラッと登場しましたセイコー・レディースダイバー2205-0760をやりたいと思います。この個体は以前にご常連さんから不調の状態でお譲りをして貰ったものですが、小さな機械で8振動とハイピートですが、ヒゲゼンマイの状態が悪く、小さいゆえにヒゲが接触をして不調の症状となるものでした。そこで、キャリバーは2205Aと、大量に販売された婦人用の自動巻き腕時計マチックレディカレンダーと同じですので機械を調達しました。
セイコーのダイバーは17石仕様が多いと思いますが、2205Aには17石、21石、25石がありますので、今回は21石(25石は少数で見つからず)の機械と入れ替えてみようと思います。しかし、老眼には女持ちというそうですが、婦人用(この言葉も最近は・・)の機械は、非常に小さいですから目にきついですね。
普段よりルーペの倍率を上げて頑張ります。すべて洗浄をして輪列を組んで行きます。小さいからと言って構造は同じですよ。
香箱は解説書によるとセルフグリーシングゼンマイを使用しているため注油の必要がないとのことです。道理で簡単に開かなかった。ホゾの部分のみ注油をしておきます。
機械台一杯の小ささですからね。ヒゲゼンマイを変形させないように注意をしてテンプを載せて作動を始めました。天真の注油をします。
すでにカレンダー側は組んであるのですが(右側)、左のオリジナルからカレンダーの日車と押エを移植します。地板も多少の加工違いがあります。押エの形状も脚が1つ多いです。また、オシドリ関係は、調達した機械のケースがワンピースケースのため、形状が違いますが、文字板の外径が大きいので支障はなく、そのままとします。
機械をケースにセットしてから自動巻き機構を載せて行きます。
回転錘は21石は赤で色入れされています。今回はそのまま使います。
1円玉の直径が20mmですが、この機械はそれよりも小さい17.20mmです。小ぶりなケースなのに、中身の機械はさらにずっと小さい。ある意味、婦人用の機械の方がシビアですよね。
基礎キャリバーは手巻きの2202Aで、それに自動巻き機構を載せた機械です。それ故、機械厚みは5.66mmと厚くなるのは仕方ないところでしょうね。今度は25石の機械を探して、さらに多石化しようかな・・しかし、しばらくは婦人用機械は組みたくないかも。。