勝山市のシティホテルに宿泊し、翌日に、平泉寺白山神社を参拝する。
平泉寺白山神社は福井県にあるので、ここは白山三ルート(加賀、越前、美濃)のうち、越前ルートの拠点だった。
平泉寺白山神社は、名称が誤解を生む。平泉寺とあるので、寺院のように聞こえる。私も行くまではそのように思っていた。
勝山市のパンフレットでは「白山平泉寺散策マップ」とある。これでは寺院と思うのが普通である。
事実、かっては天台宗の一大拠点だった。総人口は8000人という一大宗教都市だった。一向一揆の襲撃にあい、全山を焼失した。
その後、縮小再建され、明治の神仏分離の結果、「平泉寺」の名称を廃し、白山神社として残った。歴史を知ると、明治政府のこの政策が正しかったのかどうか、疑問が残る。
司馬遼太郎はこの平泉寺白山神社の苔の境内を絶賛した。確かに素晴らしいもので、ここは見逃すことのできない神社である。
駐車場から歩き、入口に到着。
苔の生えた杉並木の参道を歩く。神気充溢の参道である。
拝殿前に至る。
拝殿にしては不思議な形をしている。
本社は拝殿の背後にあった。
司馬遼太郎が絶賛した苔の境内。多くの苔庭を見てきたが、ここはベストに属する。
<御朱印>