御朱印ブームで、御朱印案内の本も多い。
御朱印所前の行列を見て、これはビジネスだと思うようになった。御朱印の待合室を建てているところもあるからね。
神社にどの程度の収入があるのだろうか? 経理関係の仕事をしていたので、こういうことが気になる。
先日、日経新聞に古峰神社の御朱印記事があった。古峰神社の御朱印は、天狗の絵柄で人気である。
記事によると、一日平均250程度の御朱印を書くという。一個につき御朱印代は500円。
とすると、一日の御朱印収入は500円×250で125、000円である。
1年換算だと、125000円×365で45、625、000円である。つまり、4600万円弱の収入がある。
これはバカにならない数字だ。御朱印に熱を入れている神社が多いのも肯ける。
(追記)
ところで御朱印代が500円の神社が増えてきた。300円の朱印代を値上げするとすれば400円になるのが普通だが、神社は「死」を穢れと受け止める。そこで「死」を連想する「4」という数字が嫌われる。300円の御朱印代が500円にアップするのはそのためだ。
500円にするのは人件費を賄う意味もある。最近の御朱印ブームで、御朱印専門の人を雇うところが多い。500円にしないと赤字になってしまうという。(ある神職さんの説明である。)