平成21年10月9日。東京五社をまわる。
まず訪れたのは、府中にある大國魂神社である。武蔵総社である。
総社と一宮の関係については以前の書いたことがある。
朝廷から国司として赴任したとき、最初に参拝する神社が一宮である。二番目が二宮、以下三の宮と続いていく。武蔵國の場合、六宮まであった。
この参拝儀式が重荷と思われるようになり、その國のお宮をすべて集めたとされる神社を創建した。これが総社である。総社をお参りすれば、その國のお宮をすべてお参りしたことになるので一回のお参りで完結する。いわば、簡便法である。
武蔵国の場合、国府は府中にあり、一宮の氷川神社は大宮にある。遠路である。二宮は金鑚神社で、群馬県との県境に近く、なお遠い。
国府の近くに総社を創建したのは無理がない。武蔵國の場合、六宮を集めているので、大国魂神社は六所宮とも呼ばれる。
南武線の府中本町駅でおり、大國魂神社まで歩く。府中本町駅からお参りすると、社殿の横から入る形になる。写真にあるようにお参り時刻は11時12分だった。
<御朱印> 社殿横の社務所でもらう。
社殿から京王線の府中駅まで参道を歩いた。
境内は広い。
東京都では五番目に広い境内である。
境内の広さで並べると、①明治神宮 ②靖国神社 ③大宮八幡宮 ④井草八幡宮 ⑤大國魂神社となる。
境内から出て、府中駅に向う。