丹生川上神社(中社)から上社へ。バスで約50分ほど。もっとも道路工事で遠回りしたので、本来なら、もっと時間が短縮されていたはずである。
丹生川上神社・上社については、ダム工事のため、20年前に移転したものである。現在は丘の中腹にある。
場所的には、大滝ダムが建設されたことでも分かるとおり、深い渓谷である。明治期にここを丹生川上神社としたのも納得できる。
拝殿。宮司さんの説明では、寒川神社と同じ会社が建設したという。ミニ寒川神社のように見える。
遙か下に大滝ダム湖が見えた。
<御朱印> 御朱印紙が用意されていた。宮司さん夫婦しかいない神社である。予め枚数を連絡しておいたのである。
ところで、宮司さんは、以前は寒川神社の神職さんだった。話によると、全国の神社でご祈祷が一番多いのは寒川神社であるという話だった。これは意外だった。
現在の宮司さんが赴任してきたときは、この上社は神社を維持するのが困難な状態だったという。上社・下社とも、宮司不在の時もあったらしい。丹生川上神社三社の一つだが、それでもこういう状況に陥るということだ。