昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (六十九) 素知らぬ振りをして

2013-11-01 21:44:04 | 小説
物陰からじっと見つめる茂作に気付いた小夜子だが、素知らぬ振りをして戸口を出る小夜子だ。 「行ってしまうのか、小夜子。 もう会えぬかもしれぬわしを置いて、行ってしまうのか。 いつお迎えが来るかも分からぬわしを置いて、行ってしまうのか」 気弱な言葉を吐きつつ、見送る茂作だった。 . . . 本文を読む

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