昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (七十二) 安物の手鏡

2013-11-24 12:29:42 | 小説
怪しかった曇り空からぽつりぽつりと雨粒が落ち始めたのは、小夜子が駅の改札を出た頃だった。 着物類の大荷物は武蔵が持ち帰ってくれたものの、小夜子の母親澄江の思い出の品で、また膨らんでしまった。 . . . 本文を読む

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