昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (二) 脱力感が彼を襲い、腕すら動かない

2014-10-04 10:59:51 | 小説
彼は横たわったまま、起き上がる力もなく答えた。脱力感が彼を襲い、腕すら動かない。 「面白い青年ね。でも、麗子さん、麗子さんって、何度言ったかしら?」 軽く指で彼の胸をつねりながら、ユミは彼の顔をのぞき込んだ。笑い顔の中に、拗ねた表情を見せていた。ホステスとしての顔が、そこにあった . . . 本文を読む

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