「どうだ?」。「分からん」。首をかたむけるわたしです。
本音です、タレの味のみです、分かったのは。
「じゃあ、これ行ってみろ」と、いきなり3cmほどの物体をたれざらに突っ込まれました。
「今度こそトイレだかんな」と念押しして、口にいれ噛んでみました。
やはり、「ぐにゅっ」でした。
が、が、驚いたことに、なんの化学変化も起きません。
のどをするりと通過しても、なんの違和感もケンオ感も感じません。
「うまいじゃないか」。思わず口にしたことを覚えています。
さあそれからが大変でした。
毎週日曜日になると(週休二日ではなく、日曜のみ休みでしたから)「ホルモンに行こう」と、友人宅にむかえに行きました。
苦笑いしながらも、2、3ヶ月ほど付き合ってくれました。
食べず嫌いのわたしの、変な言い方ですが、面目躍如でした。
すみませんねえ、しつこくて。
ですが、ある意味、わたし自身を知るためには通らねばならぬエピソードなんですよね。
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