「お爺・・じゃなかった、お父さん。」
一瞬ムッとした茂作翁、祖父ではあるが父として接してきた茂作翁だ。
「お父さん。
ちょっとお願いがあるんだけど・・」
上目遣いに、肩に手を、そして顎を乗せてのおねだりポーズをとる小夜子。
「うん、どうした?」
やにさがった顔で、茂作翁が新聞から目を離す。
「この間は、ありがとう。
小夜子、ほんとに感激したわ。
やっぱり、生バンドはいいわ。
でね、、、」
「ちょっと待ちなさい。
いくらなんでも、そうそうは行けんぞ。」
小夜子の言葉を遮って、茂作翁が顔をしかめた。
「うん、もう!
違うわよ、ちがぁう!
もう、いい。
爺には頼まない!」
膨れっ面で、立ち上がる小夜子。
不機嫌なときの“爺”という言葉を残して、立ち去ろうとする。
慌てた茂作翁は、小夜子の手をとってひたすらに謝った。
「悪かった、悪かった。
機嫌をなおせ、小夜子。」
テーブル上の大福餅を指差し、
「さぁ、これでもお食べ。
で、どんなことだ?」と、座らせた。
一瞬ムッとした茂作翁、祖父ではあるが父として接してきた茂作翁だ。
「お父さん。
ちょっとお願いがあるんだけど・・」
上目遣いに、肩に手を、そして顎を乗せてのおねだりポーズをとる小夜子。
「うん、どうした?」
やにさがった顔で、茂作翁が新聞から目を離す。
「この間は、ありがとう。
小夜子、ほんとに感激したわ。
やっぱり、生バンドはいいわ。
でね、、、」
「ちょっと待ちなさい。
いくらなんでも、そうそうは行けんぞ。」
小夜子の言葉を遮って、茂作翁が顔をしかめた。
「うん、もう!
違うわよ、ちがぁう!
もう、いい。
爺には頼まない!」
膨れっ面で、立ち上がる小夜子。
不機嫌なときの“爺”という言葉を残して、立ち去ろうとする。
慌てた茂作翁は、小夜子の手をとってひたすらに謝った。
「悪かった、悪かった。
機嫌をなおせ、小夜子。」
テーブル上の大福餅を指差し、
「さぁ、これでもお食べ。
で、どんなことだ?」と、座らせた。
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