[ 野辺 ]
黒田清輝作の「野辺」もまた、素敵な作品でしたよ。
上半身ヌードで、初々しい乳房が眩しかったです。
緑の草花の上に身体を横たえて、髪の毛が流れているところなど、ゾクゾクします。
顔を背けながら腕を立てて、しっかりと拳を握る様は、なんとも……。
それに、肌の透明感が良いですねえ。
可愛らしいであろうおへそを着物で隠している、恥じらいを感じました。
[湖畔]
代表作の「湖畔」も展示してありましたが、こちらは涼やかですねえ。
あやめの衣といい、この湖畔といい、髪型が好きなんです。
髪の毛をぐっと上にたくし上げて、おまんじゅうと言うんですか?(違っていたらごめんなさい)うなじが艶っぽく感じるんですよね。
今風だと、ポニーテールが大好きです。
もう、ゾクゾクものですわ。くうぅぅ!
「舞妓」
そうそう、[舞妓]も良かったです。
腰掛けた着物のすそが少し乱れて、赤い腰巻きですか? なんとも、少女っぽくて良いじゃないですか。
背景の川の水も、たゆたゆ(では意味が通じないかな)。
それでは改めまして、滔々と流れる様を色彩豊かに描かれていて、ますます舞妓を引き立てているように感じました。
[赤髪の少女]
どうしてでしょうか、後ろ姿の女性に魅かれるんですよね。
駅なんかで出会うんです、そういった女性に。
でもそういった場合には、決して前には出ません。
うなじがねえ……、なんとも言えぬ艶っぽさを感じません?
[読書]
また読み返しているのか、それとも古本屋さんで見つけた本でしょうか。
一心不乱の読書の姿です。
「食い入るように」と言う表現は、こういったことを指すのでしょうね。
そしてこれら2枚の作品は、パリ時代の作品でしょうか。
[春の野]
眩しいばかりの作品でした。
金色色(こんじきいろ)の草の上に座っている二人、そして寝そべっている少女。
どんな話をしているのか、輝くばかりの未来を想いながら談笑しているのか。
それとも、恥じらいながらの男の子(おのこ)談義でしょうか。
[智・感・情]
日本女性油彩裸婦の、初めての作品だということです。
1900年のパリ万博において、「銀賞に輝いた」とありました。
正直言って、好きになれない作品です。
当時の社会、そして画壇における「裸婦に対する無理解」に対する挑戦状的な作品だとか。
あまりに大上段な作品に、わたしとしては、ただただたじろぐばかりです。
[婦人グラフ]
他に、竹久夢二作品がありました。
雑誌の表紙を描いていたんですね、興味がないので知りませんでした。
それから、こんな作品の展示もありました。
真美人 湯上がり 揚洲周延作
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます