昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

[ブルーの住人] 第五章:蒼い情愛 ~はんたー~

2024-03-30 08:00:28 | 物語り

(五)マシ

 その昔、軍隊に喜んで入隊した男がいたってことだが、その間抜け野郎の気持ち、いたいほどわかるぜ。
 こりゃひょっとすると、『人でなしの国』も良いかもしれんぞ。

 どうせ人間一度は○ぬんだ。
 なにをして、どう○のうと同じさ。

 地獄があるわけでもなし。
 それにどうだい、なんの苦痛もなく○なせてくれる。

 キチンと、後始末もしてくれるんだし。
 下手に行き倒れや餓死で○ぬよりは、よっぽどマシってもんだ。



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