ハワイでは[ブルーノート]でのジャズ演奏鑑賞をしてきました。
それがですね、なんともお恥ずかしい限りでして。
夜の6時半からの演奏だということで、もうウキウキで入りました。
そうしたら、店内が暗いんですよ。
食事付きだったので明るいと思っていたのですがねえ。
じつはですね、ルール違反というかマナー違反をしちゃいました。
本来は食後に演奏を聴くべきなんですよ。
だれも食べていないんですから。精々が、ドリンクだけですよ。
ですので、もっと早くに店にはいり食事をすべきだったんです。
なんかねえ、食べた気がしませんでしたわ。
しかも、量が半端じゃない。さすが、アメリカです。
持てあまし気味のおりにスタッフがやってきて、話しかけてきます。
むろん、英語です。ちんぷんかんぷんです。
とつぜんに「takeout,OK?」と聞こえたので、「Yes,Yes!」と頷きました。
こういうところなんですねえ、わたしのいたらぬ所は。
けっして悪気があってのことではないんですよ。
ハワイでの[ブルーノート]は、ホームページから直接予約をしました。
英語ではないですよ、キチンと日本語での説明でしたから、予約が出来たんです。
ただね、そこに、なんて言うかスケジュールじゃなくて、「食事を済ませてから、演奏をお楽しみください」。
そんなひと言があればですねえ、わたしだって早めにはいったんですが……。
言い訳にはなりませんね、そうです、ただただ恥じ入るだけです。
そして、自分という者がどういう人間かと言うことが、すこし垣間見えたということですね。
――・――・――
(二十)の2
それじゃ、[Blue Note]に戻りますか。地獄巡りについては、もうすこし待ってくださいな。
演奏は素晴らしかったです。
CDリリース記念コンサートだということでして、はじめにピアノのソロ演奏です。
軽快にリズム感あるメロディーが流れていきます。
ときおり客席に――日本の歌舞伎で言えば 流し目ですかね――チラリチラリと顔を向けます。
(ハワイでは有名人なのですかね? ああ、わたしが疎いだけですかね)。
とたんに、激しい拍手と歓声があがりました。
その後クラリネットがはいり、シンガーの登場でした。
さいごに、万雷の拍手が起こり、ドラムとベースの登場です。
やはり、ドラムがないジャズは「○○のないコーヒー」(なつかしいフレーズですね)と同様に、締まりのないものですよね。
陶酔感ただよう表情で、小気味よくたたかれるスネアやフロアタムと呼ばれるドラム部から出てくる乾いた音のなかに、シンバル系でおしゃれ感をつむぎだしてくれたりと、音そのものとともに動くさまが絵になるのですよね。
ドラマーといえば、真っ先に浮かぶのが……、石原裕次郎さんなんですよ。
映画「嵐を呼ぶ男」で観せてくれた、若き天才ドラマー。
人気ドラマーのチャーリー・桜田とのドラマー共演が最高でしたね。
ドラムのソロ演奏って、けっこう聴かせるんですよね。
Ventures というグループ、ご存じですかね。
かつてのエレキブームを盛りあげてくれた-いやいや創りあげたグループです。
♪テケテケテケテケテケ♪ その先駆者じゃないんですかね。
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