昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

わたしの見た、おフランス・パリcity (旅行記) 五十二

2013-08-07 17:16:32 | よもやま話
(五十二)

歌が終わると、アトラクションが始まった。
まさに抱腹絶倒、久しぶりに腹の底から笑った。

椅子を使った曲芸は、テレビで良く見たけれども、生は初めてだ。
凄い! ただ、そのひと言! こればかりは、お伝えのしようがない。

腕に浮かんだ血管の筋が、その力の入り用を如実に表している。
男性に全てを預け(まさに生命さえも)ている、女性の安らいだ顔が印象的だ。

更には、男性二人組が、大きなボストンバッグを抱えて現れた。
ひと目で、銀行強盗だと分かった。

鞄の中から男が飛び出したけれども、!!!の連続。
圧巻は、三メートルほど離れた場所から、その鞄めがけて男を放り投げる男性二人。

そして見事に、その鞄の中に入った。
ブラボー! ブラボー! ブラボー! 


最大の笑いと拍手を取ったのは、意外にも、腹話術師だった。
動物を使って、うまい間の取り方で、笑いを誘う。

客席から男女三人を引っ張り上げて、えっ!? マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長? と見紛う男性がいる。
まさか、まさか、他人のそら似でしよう。

英語での会話だろうけれど、東宝にはチンプンカンプンだけれども、笑いが止まらない。
いやいや、笑いは世界共通の言語です。

三人、いや四人の男女の会話中に、突如として声を上げるインコ。
それがまた、絶妙のタイミングで笑いを誘う。

腹痛(はらいた)を起こしそうで、もうやめてくれえ! 
そう叫びたくなった私でした。

さあ、いよいよ、始まりそうです。幕が下りて、ばたばたと慌ただしく動き回る音が。
こちらも、ドキドキと胸が高鳴り、準備万端整いましたぞ。

世界一のカンカン、フレンチカンカンへの期待が、否が応にも高まります。
にしても、なにゆえにカンカンという踊りがもてはやされたのでしょう。

フレンチカンカンなどと、名打たれたのはなぜに? 
当時のフランス女性(今もか?)ツンとすました淑女に対する、アンチテーゼの意味が込められているのでしょうか…? 

そのシーンに入った途端、男性はもちろん女性陣からも多大の拍手と嬌声が、上がったのですよ。


[Feerie] 妖精 だとのこと。



全員総出の顔見せから始まり、まずは[海賊編]。

インドと聞いた気がするのですが、パンフレットではインドネシアに停泊中の船中だとのこと。

若い恋人の仲を裂こうとする王様。数々の苦難が襲いかかってくるのです。



中でも圧巻が、ヘビ寺で出くわしたゴーゴン(大蛇でしょうか?)

オープンスペースに、突如出現する大水槽。そしてその中には、三匹、いや四匹か? 
美女と戯れる(ように見えた)大蛇たち。

この結末は、如何に? フランス語での台詞は、さっぱり! でも、ハッピーエンドでは?


そして始まった、ドリスガールたちの、ドリスサーカス!




そしていよいよ、フレンチカンカン!!!

「○○ France!」多分、フランスバンザイ! ト叫んでいると思うのですが。


実に見事な、足の上がり方でした。ほぼ、垂直に上げられていました。
もう、その度に、拍手、拍手、拍手! です。手が痛くなりました。

汗の飛び散る席、それを期待(?)しての、かぶりつき席。
苦痛に歪む顔や、喜びを爆発させた表情、それらが間近で見える席。

そしてそして、踊り子さんたちのかけ声が耳に心地よく響く席。
それが、かぶりつき席の特権だ! 


若い人たちの席から聞こえた言葉。

「巨乳は、居ねえや!」
「バーカ! おっぱいに目を取られて、誰も踊りを見てくれなくなるだろうが!」
「違ぇーよ! でかいと、踊りの邪魔だよ。」

なんとも、不謹慎な…… しかし正直な感想でした。



そしていよいよ、フィナーレを迎える。
中央二階席に向かっての挨拶だ。



* 写真は、期間限定です。8/9には、外します。



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