昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

わたしの見た、おフランス・パリcity (旅行記) 三十一

2013-07-12 20:29:21 | お出かけ

(三十一)

五月二十九日、昨日と打って変わって、快晴なり! 
このまま一日が過ぎることを、祈るばかりだ。

ただ、本日も寝不足なり。
前夜と同じく、一、二時間ごとに目ざめてしまった。

少々室温が、低すぎるような気がする。
Aさんに言わせると、欧米人が低温を好むせいだと言う。

今、ホテルにどれ程の欧米人が宿泊しているのかは不明だけれど。
分かっているのは、中国の団体客400人ほどが宿泊しているということだ。

そしてそのことで、今朝の食事において、多大の迷惑を被ってしまった。
朝、8:00に、朝食会場のレストランへ。

係に、昨日のレストランではなく、別のレストランに行けと指示された。
そしてその別会場においては、添乗員らしき男性に、入室拒否された。

どうやら、我々を中国人と勘違いしたらしい。
戻ると、やはり別会場を指示されている同僚が。

「ジャパニーズ! ノン、チャイニーズ!」
やっと中に通されたが、謝罪の言葉はなかった。

400人ともなると、待遇が違うのか? それとも、中国人は……
立て看板のある中国人専用のカウンターが用意されていたし……

いや、待て待て。
我々も、○○さまというネームプレートのある、小さなカウンターがあったじゃないか。

集合時、日本ではバスが待っているものだけれども、このパリの地においては、ツアー客が待つものらしい。

予定時間を過ぎてもバスが来ないからと、エントランスで待たされてしまった。
交通事情のせいで、バスを長時間駐車できないらしい。

午前にルーブル美術館に行き、「モナリザ」と「ミロのヴィーナス」見物です。
ルーブルでは是非にも観たいものがあるのですよ、わたしには。

そして午後、ベルサイユ宮殿へ。
マリー・アントワネット王妃の住まわれた宮殿に向かうのです。

そうそう、本日の昼食は、またまた初体験の「エスカルゴ」ですって。
要するに、かたつむり、ですよね。うーむ……

さあ、出発……なんだか、昨日とは車が違うような…
確か、「同じバスでお迎えに参ります。運転手さんも同じですよ」と聞いたはずだが。

「良かったですねえ、皆さん。豪華になりましたよ、バスが。
昨日の車、途中で故障したらしいんです。
運転手さんの腕で、無理矢理ホテルまで帰り着いたらしいんです」

ガイドさん、テンションが高い! 
「ルーブルでは、一人のガイドが案内できる人数が制限されています。
そこで本日は、もうお一人ガイドさんがみえます。
○○さんです。はい、拍手!」

拍手の強制は、日本もパリも変わらないようですな。
とりあえず、敬意を表して拍手しました。

「ルーブルに着きましてから、振り分けをしたいと思いますので、お願いします」
お願いしますと言われてもですね、うんもすうもないんでしょ? 

「はい、皆さん。左を見て下さい。地下に道路が、潜っていますね。
これが、あの哀しい事故の現場なんですよ」

残念なことに、右側の座席に陣取っていたわたしには、まじまじと見ることはできませんでした。
もちろん、写真も不可でした。

「イギリスの……」
そうなんです。あの、ダイアナ妃が事故に遭ったトンネルだと言うんです。

ならばそのトンネルを通ってくれても……と思ったのは、わたしだけではないはずです。
が、行き先が違うために、通らないようです。
でも、ずっと並行して走っていくような気もするのですが…。

話があと先になっているかもしれませんが、嘗て駅舎だった建物があります。
今は、美術館と博物館になっているとか。さすが、パリ! 文化都市、パリ! 
さしずめ日本ならば、九分九厘、立て直して商業ビルでしょう。

さすが、ルーブル美術館! 駐車場がありました! 
なんて、感激してしまいました。地下に入っていきましたが、広いですね。
ぐるぐる回って、やっとスペースがありました。

駐車場から上がると、逆さピラミッド(樹脂製)が迎えてくれました。
ごめんなさい、その前に、確か……
通路

壁が見えますね、どこかの城壁だとか。
遺跡だという話でしたが、どんな遺跡だったかは、、、ごめんなさい! です。
この先の明るいところが、入り口です。の、はずです。

セキュリティ検査を受けてからでないと、入場できません。
これも、テロ対策の一環ということでしょうか。
悲しい思いを抱いてしまいます、この、人類の財産というべき美術館なのに。

大きなフロアです、名古屋の美術館とは比較になりませんわ。
もちろん、人人人で、ごった返し状態です。入場券購入に、たくさんの人が並んでいました。
我々は、予約時間待ちということでした。
逆さピラミッド

写真の撮り方が下手でした。どんな構造なのか、さっぱり分かりませんねこれじゃ。
「トム・ハンクスの『ダ・ヴィンチ・コード』で有名な、逆さピラミッドですよ」と、添乗員さんが絶叫していました。
アングルから外しましたが、作業員の人が、掃除をしていました。

ベンチがありましたが、石製でした。石の街、パリ! ということですか。
「少し時間がありますから、今、お土産を買って下さい」
孫用にと、ぬり絵を買いました。そして、ポストカードも。

写真集がありましたが、結構な値段だったので、パスしました。
二階に上がると、彫刻類が並べてありました。
「おっ、これいいな」と思うものは……。ちょっと手が出ません。



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