昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

わたしの見た、おフランス・パリcity (旅行記) 十七

2013-06-24 19:56:50 | お出かけ

長々と、だべり話を続けて申し訳ありませんです。
ま、わたしの癖だと思って、勘弁して下さい。

食事も終わり、八時を回っています。
ロビーでの集合時間は、八時半のはずです。

分かります? 癖を見抜かれましたかねえ。
そうなんです、五分前には降りた筈なんです。

多少の誤差があっても、二三分前には降りたはずです。
が、が、探せども、どこにも集団が居ないのです。

見誤るはずはありませんて。
同じ会社なんですから、同じ部署の同僚なんですから。

もちろん、他部署の方もいますよ、そりゃ。
でもね、少なくとも八人は知った顔ですって。

確かに広くはあります、ロビーは。
道路に面して、喫茶室もありはします。

覗いてみましたよ、チラリチラリと。
でも、外人さんばかりです。

白人に、黒人に、黄色人種も…えっ? 日本人? 
ではなく、中国人でしょう。

分かりますよ、わたしには。
フランス人には、識別できないかもしれませんがね。

そんなことはいいんです、どこだ、どこなんだ! 
どこで集合しているんだ、一体。

まさか……まさか……
集合場所を間違えている? それとも…時間を…? 

Aさんが、叫ぶんです。
「バスに乗っているんじゃ?」

そんな、そんなこと……
我々を残して、このわたしを残して、そんな!

外に飛び出して、クルクルと首を回して……
「こっち、こっち!」
バスの中から手招きする人が、いる……
おぉ、彼は! ロビンフッドの彼だ!

すみません、また、やっちゃいました。
次回は、間違いなく、市内観光の話にします。



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