昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(七十六) 足をさすってあげる

2014-01-04 12:09:50 | 時事問題
(八)

「ねえ、勝子さん。疲れたでしょう? 横になって。
足をさすってあげる、ううん、さすらせて。
ね、いいでしょう?」と、半ば強引に勝子を横にしてしまった。

「いいわよ、そんなの。別に疲れてなんかいないし。
そう? そんなに言ってくださるのなら、ちょっとお願いしようかしら。
でも、ほんとにちょっとでよろしいから」

勝子と改まって言う小夜子に違和感を感じつつも、体を横たえる勝子。
と、思いもかけず、疲れを感じた勝子だ。

“おかしいわ、なんともなかったのに。
なんだか体がだるいわ。そうか、小夜子さんに会えてはしゃぎ過ぎたせいね。

あぁ、でも気持ち良い。ほんとね小夜子さんって上手だわ。
お母さんもしてくれたけれど、小夜子さんが一番ね。

なんだかこのまま眠ってしまいそうだわ”

“やっぱり熱いわ、さっきより熱くなってる”


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