人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

クルレンツィス✕ムジカエテルナのマーラー「第6交響曲」他のCDを買う / 志駕晃著「スマホを落としただけなのに」を読む ~ スマホに頼り切りながらセキュリティの脆弱さに気づかない人々への警告の書

2018年12月06日 07時20分13秒 | 日記

6日(木)。わが家に来てから今日で1525日目を迎え、10月末のハロウィーン直前に東京都渋谷区の繁華街で軽トラックが横転させられた事件で、警視庁は5日、暴力行為等処罰法違反の疑いで男4人を逮捕した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      防犯カメラを活用すれば 馬鹿どもの正体は いずれ暴露されるのが現代の日本だ

 

         

 

昨日、夕食に「ちぎり厚揚げと豚バラの和風炒め」と「タラと野菜のプチ鍋」を作りました  「ちぎり~」は小林まさみ先生のレシピですが、スピード料理にも関わらず満足の逸品です

 

     

 

         

 

昨日、新宿ピカデリーでMETライブビューイング、プッチーニ「西部の娘」の座席指定(11日)を取った帰りにタワーレコード新宿店に寄って、テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナのCDを3枚買いました

1枚目はマーラー「交響曲第6番イ短調”悲劇的”」です 2016年7月3~9日、モスクワでの録音です

 

     

 

2枚目はストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」(1947年改訂版)です 2013年10月7~9日、ケルンでの録音です

 

     

 

上のCDジャケットは眼の検査ではありませんが、CURRENTZIS STRAVINSKY という文字が横4列に書かれています。目を細めて凝視すると見えるはずです

3枚目はチャイコフスキー「交響曲第6番ロ短調作品74”悲愴”」です 2015年2月9~15日、ベルリンでの録音です

 

     

 

なぜテオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナのCDを買おうと思ったのかというと、一つはパトリツィア・コパチンスカヤとのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35」のCDが素晴らしく、他の曲も聴いてみたいと思ったからです


     


もう一つは、来年2月11日にすみだトリフォニーホールで、まさにそのコンビによるチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」と同「交響曲第4番ヘ短調」を聴くので、予習の意味を含めて聴いてみたいと思ったからです 本当は演奏曲目の「交響曲第4番ヘ短調」のCDが欲しかったのですが、まだ録音されていないので、同じチャイコフスキーの「第6番」を買いました


     


新たに購入したCD3枚については、追って当ブログで感想を書こうと思いますので、しばらくお待ちください

といういことで、「ぴあクラシック」冬号の表紙を飾っているのがテオドール・クルレンツィスです


     

 

         

 

志駕晃著「スマホを落としただけなのに」(宝島文庫)を読み終わりました 志駕晃は1963年生まれ。明治大学商学部卒業。この作品は第15回「このミステリーがすごい!」大賞最終選考作品「パスワード」を「スマホを落としただけなのに」に改題し加筆修正したものです 彼はこの作品で2017年にデビューしました 志駕晃は1986年にニッポン放送に入社し、編成マンからスタートし、ディレクター、プロデューサーとして様々な番組を手掛け、現在はエンターテインメント開発局長という要職にあります

 

     

 

ある男がタクシーの車内でスマホを拾ったことから、物語が始まります。男はスマホの待ち受け画面に長い黒髪の美しい女性が映し出され、稲葉麻美という名前であることを知り、本来のスマホの持ち主が冨田誠という男性であることを知ります 男は麻美に興味を抱き、スマホに収録された情報をもとに彼女に接近し親密になるための方策を思いめぐらせます 男は、麻美に直接会わずにスマホが冨田に返却されるように工作しますが、実はスマホに入っている個人情報やSNSの登録者情報をハッキングして入手していたのです。ここから、男による麻美の人間関係の監視が始まり、本人に接近していきます

物語は3人の視点から語られていきます。スマホを拾った男、その標的になった稲葉麻美、神奈川県の山中で白骨化した女性の死体を発見した刑事の3人です 語り手が代わりながら物語が進みますが、そのストーリー展開は見事です 物語は かなり早い段階で男が髪の長い女性に異常な関心を示すサイコキラーであり、山中で発見された複数の死体はこの男が殺害した女性であること、男の次の標的が稲葉麻美であることが明らかにされます   しかし、その男がいつの間にか麻美の近くに接近していたことに読者は気づき驚きます

この本を読んで思ったのは、筆者はパソコンやスマホにどっぷりと依存しながら、そのセキュリティの脆弱さに気づいていない人々に警告を発しているのではないか、ということです

 

     

 

個人的な恥を晒すと、ガラケー時代から通算して3回ほどケータイを紛失したことがあります そのうち2回は映画館です。1回目は数年前の12月31日の大晦日でした。池袋の映画館で映画を観終わって駅に向かう途中で気が付き、すぐに映画館に引き返し、次の上映が始まっている中をスタッフの協力を得て探しました。暗い会場の中でもスタッフがケータイの番号に電話をして着信音が鳴れば発見できる、ということで電話してもらいましたが、映画鑑賞中は電源を切っているので鳴る訳がありません 諦めて、スタッフに会場清掃の時に見つかったら電話をくれるように頼んで一旦家に帰り、連絡を待ちました。その数時間後、発見したという連絡があり引き取りに行きましたが、下手をすると年を越すところでした   もう一件は日比谷の映画館でしたが、館の外に出てすぐに気が付いたので、席に戻って発見しました 2件ともジャンバーのポケットから滑り落ちていました。スマホは胸ポケットかバッグに入れておくことをお薦めします

最後の1件は、中目黒での飲み会に参加して、テキーラを10数杯飲んでさんざん酔っ払って家に帰り、翌朝起きたらスマホがないのに気が付いたのです 会社に行って、同僚から「中目黒の駅に電話してみてはどうか」「乗り換え駅かもしれない」と、いろいろアドヴァイスを貰い 心配をかけたのですが、為すすべがなく家に帰ったら、何と毛布と布団の間に充電中のスマホが挟まれていました 酔っ払って帰ってきてすぐに充電して寝てしまい、そのことを忘れていたのです 「オソマツの巻」はこれで終わりです

こんな程度で済んだから良かったものの、トンデモない人に拾われていたら、どんな目に合うか分かりません 最低限、スマホは暗証番号を入力しなければ待ち受け画面が出てこないようにしておくべきです 情報化社会に潜む罠にお互い気をつけましょう

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