人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

石戸谷結子著「オペラ入門~1冊でわかるポケット教養シリーズ」を読む ~ 知っているようで知らないオペラに関する雑学事典

2018年12月28日 07時46分12秒 | 日記

28日(金)。昨日は午前中に大掃除第3弾として洗面所、玄関、床の掃除をやりました   あとは観なくなったVHSビデオテープを捨てました。捨てる捨てないで娘とひと悶着ありましたが

雪降る山形から今朝7時前に息子が無事帰宅しました。深夜バスが出るかどうか心配していたのですが、時間通り運行したようです。無事な姿を見て一安心です

話は180度変わりますが、昨日、大学の新聞学科のSゼミで同期だったT君の誘いにより、同じ学科のY君、D君、1期下のS君と私の計5人で西新宿の居酒屋Tで飲みました ゼミ同期のT君から今月17日に、久しぶりに会わないかと電話でお誘いがあり、日程が空いていたので是非会いたいと返事をしていたのです 西新宿はほとんど行く機会がなく、道に迷ってしまい、20分遅刻してお店に着きました 他のメンバーからは「巣鴨に住んでいるのに新宿を知らないなんて信じられない」と罵倒されましたが、昔の新宿と今の新宿とはまったく様変わりしているので、サッパリ分かりませんでした お店に着いてみれば、何だこんなところだったのかと思いましたが、分からないうちは恐怖でした。皆さんにはご心配をおかけして本当に申し訳ないと思っています この日は、参加するはずのK君とT君がそれぞれ健康上の理由で急きょ欠席となり、私が知っているのはゼミ同期のT君のみとなりましたが、その分T君が気を使ってくれて、大学時代の思い出話に花が咲きました    他のメンバーはほとんど健康上の話に終始していたようです。予約が2時間1本勝負だったようで、Ⅰ8時に切り上げることになりました。まだまだ夕方です。他のメンバーと別れ、T君の誘いで知る人ぞ知る”新宿ゴールデン街”に繰り出しました   歌舞伎町1丁目、ゴールデン街5番地のMというカウンターのみの3坪のお店です ゴールデン街は、元の職場のS協会時代に先輩のNさんに連れていかれて以来なので、30数年ぶりです マスターのOMさんの話は、娘さんの結婚披露宴を8時半から開くと案内したら250人が集まったとか(午前8時半ですよ)本人を含めた家族の波乱万丈の生涯はとても興味深かったのですが、このブログで紹介できるような単純なものではないので詳細は省略します T君は若い頃からマスターとは知古の間柄らしく思い出話に花を咲かせていました T君がキープしているボトル(なぜか「ぴーちゃん」の名札が)の焼酎と、マスターの手料理をいただきながら、T君とお互いに近況報告をしました T君は数年前に奥さまを亡くされたそうですが、現在は塾のようなところで子供たちに本を読ませたり、英語の教材を準備したりすることに生きがいを見出しているようでした お互い、住んでいる所から王子が近いので、また機会をみて会おうと約して別れました

声を掛けていただき本当に良かったと思います。T君ありがとう、とても楽しかったです。次は王子で会いましょう。今度は遅刻しないようにします

ということで、わが家に来てから今日で1547日目を迎え、トランプ米大統領が26日、事前に公表せずにイラクを訪問し 演説や記念撮影を通じて現地に駐留する米兵を激励した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      そんな姑息なことをやるより  マティス氏を国防長官に復帰させた方がよほど良い

 

         

 

石戸谷結子著「オペラ入門~1冊でわかるポケット教養シリーズ」(yamaha music media)を読み終わりました 石戸谷結子さんは青森県生まれ。早稲田大学卒業。「音楽の友」編集部を経て1985年フリーランスの音楽ジャーナリストに転身。著書に「マエストロに乾杯」「オペラは見てのお楽しみ」「オペラ鑑賞ガイド」ほか多数

 

     

 

この本は、2002年に音楽の友社から刊行された「知っているようで知らない オペラおもしろ雑学事典」を文庫化したもので、次の5章から構成されています

第1章「オペラ早わかり」

第2章「オペラに行こう!」

「世界のオペラハウスと音楽祭」

第3章「名作オペラと作曲家」

第4章「オペラの綺羅星」

第5章「日本のオペラ」

第1章「オペラ早わかり」では、オペラはどのように生まれたのか、オペラとオペレッタとオペラ・ブッファの違い、オペレッタはミュージカルの元祖だって本当?、オペラの楽しみ方あれこれ、などが紹介されています

第2章「オペラに行こう!」では、オペラ公演の情報の入手の仕方、オペラのチケットが高い理由、オペラハウスはどんなところか、プロダクションとは何か、なぜ同じオペラを何回も観るのか、などが紹介されています

「世界のオペラハウスと音楽祭」では、イタリアのミラノ・スカラ座、オーストリアのウィーン国立歌劇場、ドイツのベルリン・ドイツ・オペラ、フランスのパリ・オペラ座、イギリスの英国ロイヤル・オペラ・ハウス、アメリカのメトロポリタン歌劇場、ロシアのマリインスキー劇場をはじめとする30のオペラ劇場の現況が紹介されています

第3章「名作オペラと作曲家」では、オペラの歴史に燦然と輝くモーツアルト、ヴェルディ、ワーグナー、プッチーニの4人をメインに取り上げ、それぞれの名作オペラのどこが凄いのかを解説しています

第4章「オペラの綺羅星」では、オペラ界のスター歌手たち、著名なオペラ指揮者(トスカニーニ等)や傑出した演出家(ヴィスコンティ等)など、オペラ界をリードしてきた綺羅星たちを紹介しています この本のオリジナルが2002年刊行ということで、登場する歌手、指揮者、演出家たちは、その当時活躍していた人たちが中心になっているのは仕方ないことかもしれません 2013年に文庫化するに当たって生死情報を中心に一部見直しをしたようで、最新情報に書き替えられている歌手もいました

第5章「日本のオペラ」では、山田耕筰の「黒船」や上演回数の多い團伊玖磨の「夕鶴」をはじめとする日本人作曲家による作品を紹介しています

なお、章と章の間には「オペラまめ知識」的な情報が掲載されていて参考になります 例えば、「オペラを観る時の約束事はあるの?」「ブラボーや拍手のタイミングは?」「安いオペラをたくさん観た方が得か、それとも高くても狙い撃ちが利口か?」など、それぞれについて具体的な回答が用意されています

また、巻末にはオペラの「用語集」が載っていて、例えば同じソプラノでも「レッジェーロ」「リリコ・レッジェーロ」「リリコ」「リリコ・スピント」「ドラマティコ」の違いが説明されています

この本は、オリジナルのタイトル「知っているようで知らない オペラおもしろ雑学事典」に示されるように、オペラに関する総合的な『雑学事典』の性格が強いと思います それだけに、教科書的に最初から順に読むというよりは、読みたい時に読みたい部分を読むというように気軽に読めば良いと思います

石戸谷さんは、前書きの部分「『オペラの世界』へようこそ!」で次のように書いています

「ひとつだけご注意申しあげたいことがあります。それは『オペラは麻薬だ』ということです いちどその楽しみを経験した方は、もう後戻りができません。オペラの魅力の虜になって、ずるずると深みにはまり込み、気がついたときにはもう重症のオペラ・マニアといいうことになりかねません

自分自身の経験から言って、石戸谷さんのご指摘はまったくその通りだと思います それでもオペラの世界を覗いてみたい方は、誰も拒否しません。オペラの世界へようこそ

コメント
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