14日(日)。昨夜11時過ぎの地震にはビックリしました スマホで地震速報を見ると震源は福島沖で震度6とあり、東京は震度4となっていました。廊下で物が落ちる大きな音がしたので、見に行くと、CDラックの上に乗っていた箱(過去の年賀状やコンサートチケット等)がいくつも落下していました
幸い娘も私も無事でした。さっそく息子にメールをしましたが、無事でした。今回は津波がなかったようで不幸中の幸いだったと思います
それにしても2011年3月11日からちょうど10年を迎えた年の同じ福島ということで、自然は恐ろしいな、とあらためて思いました。皆さんも余震に気を付けてください
ということで、わが家に来てから今日で2327日目を迎え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い深刻化している「孤独問題」に取り組むため、政府は12日、坂本哲志地方創生相に担当相を兼務させると発表した というニュースを観て感想を述べるモコタロです
内閣支持率低下傾向といい 五輪を巡る迷走といい 最も孤独なのは菅首相じゃね?
東京フィルWEBチケットサービスから「謹告:2月定期演奏会・3月定期演奏会 公演中止のお知らせ」というメールが届きました それによると、
「新型コロナウイルスの感染症の再拡大による2度目の緊急事態宣言が3月7日(日)まで延長となり、外国人の新規入国も全面的に禁止されることになりました この決定により、2月定期演奏会に出演予定の名誉音楽監督チョン・ミョンフン、3月定期演奏会に出演予定の特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフの来日は不可能となりました
今回本公演につきましては代役を立てず、公演を中止させていただくことといたしました
チケット代金を払い戻しさせていただきます。払い戻しに関する詳細は、2月中に封書にてお知らせいたします
」
となっています。恐れていたことが現実になりました とくに2月24日(水)19時からサントリーホールで開かれるチョン・ミョンフン指揮によるマーラー「交響曲第2番”復活”」は、これを聴きたいがために東京フィルの年間会員になったようなものなので、ガッカリがマックスです
3月12日(金)19時からのプレトニョフ指揮によるスメタナ「わが祖国」全曲演奏会も中止。またしても払い戻しです
いったい いつになったら払い戻しドミノは終わるのでしょうか
昨日、新文芸坐で「ようこそ映画音響の世界へ」と「すばらしき映画音楽たち」の2本立てを観ました
「ようこそ映画音響の世界へ」はミッジ・コスティン監督による2019年製作アメリカ映画(94分)です
この映画はハリウッドの映画音響にスポットを当てたドキュメンタリーです 初めは無声映画だったものが、1927年に初のトーキー映画「ジャズシンガー」が誕生して以来、映画音響は真価をし続けています
本作では新旧名作群の映像を使用しながら、映画音響の世界を紹介しています
ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、デヴィッド・リンチ、クリストファー・ノーランなどの監督陣、「スター・ウォーズ」のベン・バート、「地獄の黙示録」のウォルター・マーチ、「ジュラシック・パーク」のゲイリー・ライドストロームといった映画音響のレジェンドたちへのインタビューを通して、映画における音響の効果と重要性に迫っています
実はこの映画を観るのは今回が2度目です 前回観たのは昨年11月7日でした。翌8日付のtoraブログに詳しい感想を書いていますので、興味のある方はご覧いただければと思います
インタビューで「映画音響は人に錯覚を起こさせる技術だ」という趣旨のことを述べている音響関係者がいましたが、まさに、「いかにそれらしい音を作って聞かせるか」が音響関係者に求められています
基本的には自然の音や動物の鳴き声などを収録して、物をこすったり、叩いたりした音とミックスしたりして、新しい音を作り上げていくことになります
今回改めて感じたのは、映画音響の歴史の中で「スター・ウォーズ」のテーマをはじめとする音楽を担当したジョン・ウィリアムズの存在がいかに大きいかということです 彼の音楽の特徴はフル・オーケストラを使って演奏していることで、シンセサイザーではあの迫力は出ないのです
スピルバーグ監督、ジョージ・ルーカス監督、フランシス・コッポラ監督など映画界で成功を収めている監督は、例外なくいち早く音響の価値を認め映画製作に生かしていることが分かります
「すばらしき映画音楽たち」はマット・シュレイダー監督による2016年製作アメリカ映画(93分)です
この映画は「007」「スター・ウォーズ」など数々の名作映画を彩ってきた映画音楽にスポットを当てたドキュメンタリーです 「ハリー・ポッター」シリーズのジョン・ウィリアムズをはじめハリウッドを代表する約40人の作曲家たちへのインタビュー映像を収録しています
同時に監督へのインタビューを敢行し映画の中で音楽が果たす役割を多角的に考察しています
この映画では、次のような作品が映像と音楽で紹介されています
キングコング(マックス・スタイナー)
征服への道(アルフレッド・ニューマン)
欲望という名の電車(アレックス・ノース)
めまい、サイコ(バーナード・ハーマン)
荒野の七人(エルマー・バーンスタイン)
ウエスト・サイド物語(レナード・バーンスタイン)
007ドクター・ノオ(モンティ・ノーマン)
ピンク・パンサー(ヘンリー・マンシー二)
新・夕日のガンマン(エンニオ・モリコーネ)
ジョーズ、未知との遭遇、スター・ウォーズ、スーパーマン、レイダース・失われたアーク、E.T、シンドラーのリスト、ジェラシック・パーク(ジョン・ウィリアムズ)
バットマン(ダニー・エルフマン)
ブレイブハート、タイタニック(ジェームズ・ホーナー)
ロード・オブ・ザ・リング(ハワード・ショア)
このリスト(全体のほんの一部)を見て分かる通り、ジョン・ウィリアムズの作品がダントツに多いことが分かります しかも、どれもが一度聴いたら忘れられないインパクトがあります
インタビューで誰かが語っていましたが、「映画は音楽が半分」なのです 「ようこそ映画音響の世界へ」とともに、映画好きにはたまらない作品です