人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

清水和音 & 入江一雄でミヨー「スカラムーシュ」、ブラームス「2台のピアノのためのソナタ」を聴く ~ 芸劇ブランチコンサート 第28回「ピアノデュオの醍醐味」

2021年02月18日 07時18分17秒 | 日記

18日(木)。わが家に来てから今日で2331日目を迎え、米共和党のマコネル院内総務は上院でのトランプ氏の弾劾裁判で、すでに大統領を退任していることを理由に「無罪」に投票したが、1月に起きた米議会占拠事件について「トランプ前大統領に責任があるのは疑いようがない」と批判したことに対し、トランプ氏は16日の声明でマコネル氏について「彼に従う共和党の上院議員は二度と勝てない」として交代を求めた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     大統領選で獲得した7400万票の人気を背景に 共和党を乗っ取ろうとしているぜ

     

         

 

昨日、夕食に「鶏むね肉の赤ワイン煮込み」「生野菜とアボカドのサラダ」「ウィンナとマッシュルームと人参のスープ」を作りました 「鶏むね肉〜」は初挑戦です 「今日は赤ワイン煮込みだよ」と言ったら、娘が食べているうちに「あれ、これ鶏肉だったのか~。てっきり牛肉だと思った〜 でも柔らかくて とても美味しい」と言いました。味にうるさい娘が牛肉と勘違いするほど上出来だったということで、初挑戦で合格点をもらいました   気を良くして、少しずつレパートリーを増やしていきます

 

     

 

         

 

昨日、東京芸術劇場コンサートホールで芸劇ブランチコンサート「第28回 ピアノデュオの醍醐味」を聴きました ピアノ演奏は入江一雄、清水和音です プログラムは①ミヨー「スカラムーシュ」、②ブラームス「2台のピアノのためのソナタ(ピアノ五重奏曲の2台ピアノ版)作品34b」です 入江一雄氏は東京藝大とモスクワ音楽院で学び、第77回日本音楽コンクールピアノ部門で第1位となっている実力者です

自席は1階N列14番、センターブロック左から2つめですが、市松模様配置のため実質的に通路側です 会場は結構埋まっています。ステージ上にはグランドピアノが左右向かい合わせに並べられています

 

     

 

1曲目はミヨー「スカラムーシュ」です この曲は、「フランス6人組」の一人、ダリウス・ミヨー(1892‐1974)が1937年に作曲した2台のピアノのための作品です タイトルの「スカラムーシュ」とは、イタリアの喜劇の道化役を意味しています 第1楽章「ヴィフ(活発に)」、第2楽章「モデレ(中庸の速さで)」、第3楽章「ブラジルの女」の3楽章から成ります

2人が登場し、下手に清水(第一)、上手に入江(第二)がスタンバイし、さっそく演奏に入ります 第1楽章はスピード感溢れるリズミカルな演奏で一気に駆け抜けます 第2楽章は一転穏やかな曲想で、第3楽章に入るとブラジル風のラテン的なリズムのノリノリの音楽が展開します 実は、この作品を全曲通して聴くのは今回が初めてでしたが、とても楽しい音楽でした

次の曲に移る前に2人のトークがありましたが、例によってマイクを通して聞く早口のトークは極めて聞き取りにくかったです それでも今年4月に35歳を迎える入江氏が、25年前の小学4年生の時の作文に「清水和音さんのようなピアノを弾きたい」と書いたことをよく覚えている、という趣旨のことを話したのが聞き取れました 清水氏は25年前のことはまったく覚えていないそうです。それはそうでしょうね

 

     

 

2曲目はブラームス「2台のピアノのためのソナタ(ピアノ五重奏曲の2台ピアノ版)ヘ短調 作品34b」です この曲はヨハネス・ブラームス(1833‐1897)が1864年に作曲した作品です この作品は1862年に「弦楽五重奏曲」として作曲されましたが、ブラームスは満足できず、1864年に「2台のピアノのためのソナタ」に改作されました(本作)。その後、1866年にクララ・シューマンのアドヴァイスを受け「ピアノ五重奏曲」に改作され、同年ライプツィヒで初演されました

第1楽章「アレグロ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アンダンテ・ウン・ポーコ・アダージョ」、第3楽章「スケルツォ:アレグロ~トリオ」、第4楽章「フィナーレ:ポーコ・ソステヌート~アレグロ・ノン・トロッポ」の4楽章から成ります

今度は入江が左(第一)、清水が右(第二)にスタンバイし、演奏に入ります 第1楽章を聴きながら思ったのは「長い」ということです ピアノ五重奏曲として聴いた時よりも長く感じました ただ、それは第1楽章だけでした。全体的な印象は、ブラームス特有の「ほの暗い情熱」を感じさせるロマン的な演奏でした とくに第4楽章は、次第に情熱が高まっていき爆発する様子が聴かれました

なお、事前に マルタ・アルゲリッチとアレクサンドル・ラヴィノヴィチのデュオによる演奏(1993年録音)で予習しておきました

 

     

コメント (4)
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