人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

デビッド・クローネンバーグ監督「ザ・フライ」&「クラッシュ」を観る 〜 早稲田松竹 / クラシックコンサート:61回、映画:110本、読書:24冊 〜 今年上半期の実績

2021年07月01日 07時19分25秒 | 日記

7月1日(木)。昨日 6月が終了したので、この1か月間の3つの目標の実績をご報告します     ①クラシックコンサート=14回、②映画鑑賞=18本、③読書=4冊でした    ①は「サントリーホール  チェンバーミュージック・ガーデン」の4公演が中止等により払い戻しになったのが影響しました なお、今年1月から6月までの上半期の実績は①クラシックコンサート=61回、②映画鑑賞=110本、読書=24冊でした 目標は①200回、②160本、③65冊なので、コンサートと読書を頑張らないと年間目標を達成できません とても厳しい状況です

ということで、わが家に来てから今日で2364日目を迎え、北朝鮮の朝鮮中央通信は30日、朝鮮労働党中央委員会が29日に政治局拡大会議を開き、金正恩総書記が新型コロナウイルス対策を巡る党決定の執行を怠り重大事件を発生させたとして、幹部らを「無能、無責任だ」と叱責し、指導部の中枢である政治局常任委員らを交代させたと報じた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     まさか 実効性の薄い中国製ワクチンを大量に密輸して 在庫の山を抱えたんじゃ?

 

         

 

昨日、夕食に「鶏肉の赤ワイン煮込み」「生野菜サラダ」「冷奴(山芋、オクラ、削り節のせ)」「卵スープ」を作りました 鶏は胸肉を、キノコはシメジ、マッシュルーム、エリンギを使いました。柔らかくて美味しくできました

 

     

 

         

 

昨日、早稲田松竹で「ザ・フライ」と「クラッシュ」の2本立てを観ました

「ザ・フライ」はデビッド・クローネンバーグ監督による1986年製作アメリカ映画(96分)です

科学者のセス(ジェフ・ゴールドプラム)は記者のベロニカ(ジーナ・デイビス)に開発中の物質移転装置を公開する 生物の転送実験で失敗が続くが マントヒヒで成功し、やがてセスは自らの身体を転送することに成功する しかもその後、彼の身体には驚異的な活力が備わる セスは転送装置に一匹の蠅が紛れ込んでいて、それが転送後にセスの身体と遺伝子レベルで融合したことをコンピューター解析で知る 彼の肉体はみるみる変化し、ついには惨めな姿に変貌する

 

     

 

この作品は、1958年の「蠅男の恐怖」をリメイクした映画です

セスが転送に成功し驚異的な活力を得たことから、ベロニカに「君も転送装置に入って力を手に入れるべきだ」と強引に勧めますが、彼女は「怖い」と言って断ります この時、ベロニカは「セスは変わった。悪い方に」と認識します セスの身体は次第に変貌を遂げつつありました。その後、セスの顔と身体がおぞましい外見になったとき、セスはベロニカに「助けてくれ。2人で転送装置に入って、融合して人間の姿に戻してほしい」と頼みますが、ベロニカは拒否します しかし、その時はすでにセスの子どもを身ごもっていたのです セスは「生まれてくるのは人間だ。産んでくれ」と懇願しますが、ベロニカは遺伝を心配し拒否します この辺のストーリーは、かつて愛し合った人の外見がすっかり変わり、惨めになっても愛し続けることができるのか、という問題を観衆に突きつけているように思います 最後にベロニカに銃で撃たれて死んでしまう蠅人間セスの姿が哀れです

 

         

 

「クラッシュ」はデビッド・クローネンバーグ監督による1996年製作カナダ映画(100分・4K無修正版)です

倦怠期にあった映画プロデューサーのジェームズ(ジェームズ・スペイダー)と妻キャサリン(デボラ・カーラ・アンガー)はハイウェイで正面衝突事故を起こす やがてジェームズはその事故で夫を亡くしたヘレン(ホリー・ハンター)と病院で再会する 事故の瞬間にエクスタシーを感じ、それを忘れられなかったジェームズは、なぜか夫の死に平然としているヘレンとセックスし、さらに自動車事故で性的快感を得た者たちによる集会「カー・クラッシュ・マニアの会」に参加することになる ヘレンの友人で会の指導者的存在の男ヴォーン(イライアス・コティーズ)はジェームズとキャサリンをさらなる官能の世界へと導き、彼らはその世界にのめり込んでいく

 

     

 

この作品は、イギリスのSF作家J・G・バラードの小説をデビッド・クローネンバーグ監督が映画化したものです

この映画は第49回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞しているそうですが、審査委員長を務めたフランシス・フォード・コッポラ監督は反対したそうです 私はコッポラ監督に1票入れます 事故の瞬間にエクスタシーを感じる異常な偏愛者たちを描いていますが、ストーリーを追っていくと、主人公たちはエクスタシーを感じるために故意に事故を起こしています 義足を付けようが、松葉杖で歩こうが、傷跡に恍惚を感じ 快感を求め続けます そんな作品のどこをどう評価したのか、審査員に聞きたいものです

ところで、ヘレン役のホリー・ハンターは、先日観た「ピアノ・レッスン」で、口のきけないエイダを演じた女優さんです 言ってみれば 正反対の女性を演じていますが、それぞれの役に成りきっています    つくづく俳優さんは凄いと思います

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