22日(木・祝)。わが家に来てから今日で2385日目を迎え、北朝鮮では韓国ドラマの視聴は禁じられているが、USBメモリーなどの密輸などで流入し広まっていることを背景に、北朝鮮当局は20〜30代の若者の言葉使いなどの「韓国化」に神経をとがらせ、韓国ドラマのセリフでよく登場する言葉を使えば「革命のかたき」とされ、最長で2年の懲役刑(労働教化刑)となる というニュースを見て感想を述べるモコタロです
案外 金正恩総書記も 韓国ドラマ「愛の不時着」のDVDを内緒で観てたら受けるね
昨日は娘が夕食に餃子が食べたいというので、夜コンサートがあるし、作るのが面倒なので市販の餃子を買ってきて焼きました 一昔前は餃子の皮と挽肉とニラなどを買ってきて一緒に作ったものですが、今はその気力がありません
あとは「絶品キュウリ」「冷奴」「キャベツの味噌汁」を作りました
昨夕、サントリーホールで読売日響第610回定期演奏会を聴きました プログラムは①モーツアルト「交響曲第35番 ニ長調 ”ハフナー” 作品385」、②ブルックナー「交響曲第4番 変ホ長調 ”ロマンティック”」(ノヴァーク版第2稿)です
指揮は今年80歳、読響の定期演奏会には46年ぶりの登場という飯守泰次郎です
当初コルネリウス・マイスターが出演予定でしたが、コロナ禍の影響で来日できなくなり代演となりました
私は読響定期演奏会(サントリーホール)の定期会員ではありませんが、飯守泰次郎のブルックナーが聴きたくてチケットを買い求めました
自席は1階13列40番、右端です
会場は通常配置で約半数の入りでしょうか。緊急事態宣言下、よく入っているとみるべきなのでしょうか
オケは左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつもの読響の並び。コンマスは読響客員コンサートマスター・日下紗矢子、その隣は新しいコンマス・林悠介というダブル・コンマス態勢を敷きます 46年ぶりの定期演奏会に登場する飯守泰次郎氏へのリスペクトを感じます
楽団員は全員マスクを着用していませんが、その代わり、弦楽奏者も含めて譜面台は1人1台を使用します
1曲目はモーツアルト「交響曲第35番 ニ長調 ”ハフナー” 作品385」です この曲はウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756‐1791)が1782年から翌83年にかけて、ザルツブルク市長の息子で幼馴染みのジークムント・ハフナーが貴族に叙せられる祝典のために作曲、83年3月23日にウィーンのブルク劇場で初演されました
第1楽章「アレグロ・コン・スピーリト」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「メヌエット」、第4楽章「フィナーレ:プレスト」の4楽章から成ります
飯守氏がゆっくりと指揮台に上り、第1楽章が開始されます 曲の性格から祝祭感溢れる音楽が軽快なテンポで展開します
第2楽章、第3楽章ともに中庸なテンポで進められ、第4楽章では推進力に満ちた演奏が展開、固いマレットで打ち込まれるティンパニが心地よいリズムを刻みます
爽快なモーツアルトでした
プログラム後半はブルックナー「交響曲第4番 変ホ長調 ”ロマンティック”」(ノヴァーク版第2稿)です この曲はアントン・ブルックナー(1824‐1896)が1874年に作曲(第1稿)、その後1878~80年に改訂され(第2稿)、1881年2月20日にウィーンで初演されました
第1楽章「運動的に、しかし速過ぎずに」、第2楽章「アンダンテ・クァジ・アレグレット」、第3楽章「スケルツォ ~ トリオ」、第4楽章「フィナーレ:運動的に、しかし速過ぎずに」の4楽章から成ります
飯守氏の指揮で第1楽章に入ります 冒頭、弦のトレモロにのせてホルンが第1主題を奏でますが、首席・日橋辰朗の演奏が素晴らしい
彼は最後まで安定した演奏を展開し聴衆を魅了しました
倉田優のフルート、蠣崎耕三のオーボエ、金子平のクラリネットが素晴らしい
そして弦楽アンサンブルが非常に美しい
第2楽章では鈴木康治、柳瀬省太率いるヴィオラ集団がよく歌っていたのが印象的でした
第3楽章では、冒頭のホルンのアンサンブルがとても美しく響きました
トリオでは木管のアンサンブルが美しかった
第4楽章のフィナーレでは、最初は小さなエネルギーが徐々に堆積していき、音の大伽藍が構築され、最後に爆発してエネルギーを放出します
ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバといった金管楽器がよく鳴り、ティンパニが炸裂します
胸のすくような演奏でした
終演後、例によってカーテンコールが繰り返され、飯守氏がステージに呼び戻されました 私は指揮者が引き揚げ、オケが解散した後 トイレに行ったので、会場内の様子は音だけで把握しましたが、飯守氏は出て来ないか、せいぜい舞台袖に顔を見せたくらいだったと思われます
比較的早く拍手が止んで、「分散退場のお願い」アナウンスが入りました
指揮者のカーテンコールは、先日のブログにも書いたように、相手(指揮者)の気持ちや立場を尊重すべきだと思います
指揮者は立ちっぱなしで指揮をするのですから、とくに80歳の飯守氏のような高齢の指揮者は演奏が終わったら疲れ果てて、歩いて指揮台に行くのさえしんどいと思われます
早く解放してシャワーを浴びてもらった方が良いと思います
「日本の聴衆は高齢の指揮者に優しい」とは昔からよく言われることですが、そうであればなおさら、演奏終了後は出来るだけ早く解放してあげるべきだと思います