人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

頭の手術・入院から早くも3年! / 東京交響楽団2025~2026シーズン定期会員継続へ / 小野寺史宣著「天使と悪魔のシネマ」を読む ~ 不慮の事故で亡くなる直前の不思議な物語

2024年10月09日 00時01分03秒 | 日記

9日(水)。昨日、ちょっとした調べものがあって過去の手帳を見ていたら、3年前の2021年10月8日(金)は、新日本フィルの扉コンサートが終わった後、錦糸町駅に向かう途中、駅近くの「アルカキット」脇の階段から転げ落ちて、救急車で東京曳舟病院に搬送された日であることが分かりました 病院では最初に「新型コロナ検査」があり、次いで頭部と胴体の「レントゲン検査」と「CT検査」があり、肋骨2本にひびが入っていることが判明 さらに頭部を打って負傷していることから5針縫う手術を受けました 翌9日(土)午前6時半頃に投稿したブログには、「点滴を打たれて寝ている状態で、容易に寝返りが出来ない 眠れないのでスマホからこの文章を打っている。意識ははっきりしている 昨夜 駆けつけた娘の話では、2週間の入院になるかもしれないとのこと。今の思いは、ブログを止めるなです」と書かれています 結局、入院は10月16日までの9日間でしたが、その間、娘にスマホの充電器と延長コードを持ってきてもらい、毎日ブログを書き続けました 毎日3食の食事やリハビリの様子を紹介する程度のことしか書けませんでしたが、何とかブログは止めないまま無事に退院することができました 入院中に誕生日を迎えたのは初めての経験でした あれからすでに3年も経ったのか、と感慨深いものがあります これからも、手術しようが入院しようがブログは止めません

        

東京交響楽団から「2025/26シーズン定期会員継続案内」が届きました 現在、私は「定期演奏会」(サントリホール)のA席定期会員です    A席の年間会員券は、現行の49,000円から5,500円(11.2%)値上げの54,500円となりますが、プログラムが充実しているので「今年度と同じ席を継続」として東響に申し込みました

「2025/26シーズン定期演奏会」の各公演のラインナップと年間会員券の新旧料金比較については10月5日付toraブログに書きましたので、興味のある方はご覧ください

     

     

     

ということで、わが家に来てから今日で3557日目を迎え、北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、金正恩総書記がロシアのプーチン大統領の7日の誕生日にあわせ「一番親しい私の同志へ」と記す祝電を送ったと伝えた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     「一番親しい同志」って書くと お友達の習近平ちゃんが嫉妬するかもよ 金ちゃん!

         

昨日は、娘が外食だったので一人分の夕食を作りました 「イワシの生姜煮」「鮪の山掛け」「生野菜とチーズのサラダ」「エノキダケの味噌汁」です。和食はヘルシーでいいですね

     

         

小野寺史宣著「天使と悪魔のシネマ」(ポプラ文庫)を読み終わりました 小野寺史宣は千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」でオール読物新人賞を受賞。2008年「ROCKER」でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞 「ライフ」「ひと」「まち」など著書多数

     

本書は2021年2月にポプラ社より刊行された「天使と悪魔のシネマ」を2024年9月に文庫化したもので、次の10篇から成る短編小説集です

①レイトショーのケイト・ショウ

②天使と一宮定男

③悪魔と園田深

④今宵守宮くんと

⑤カフェ霜鳥

⑥ほよん

⑦LOOKER

⑧おれ、降臨

⑨宇宙人来訪

⑩中津巧の余生

本書は、不慮の事故で亡くなる直前の不思議な物語で、本人が知らないところで天使と悪魔によって運命が操作されているというストーリーです 天使と悪魔のほかに霊も出てきてこの世を彷徨います 死をテーマにしているのに何故か笑ってしまったり、ほんわかした気持ちになったりします

危ない目に遭った時は「悪魔の仕業かもしれない」と思ったり、ラッキーなことが起こった時は「天使が手助けしてくれたのかもしれない」と思ったりすることがありますが、一つ一つの出来事には、天使と悪魔の間の裏事情があるのかもしれません

「おれ、降臨」は、死んだ主人公が家族のもとに霊としてやってきて将来のことを心配するというストーリーですが、案外、死者の霊は頻繁にわれわれの頭上あたりを彷徨っていて、「そこは危ない、気をつけろ」とか、「もっと早くしないと間に合わないぞ」とか、いろいろとアドヴァイスをしてくれているのかも知れないな、と思いました

本書は、死をめぐるちょっと怖い話が集められていますが、著者特有のぬくもりを感じさせるストーリー揃いで、爽やかな読後感が得られます 広くお薦めします


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