こんにちは/こんばんは。
アルシンキ(国会)議員選挙が行われてから六週間が経ちましたが、いまだに新しい政権の組閣はなされていません。別に組閣が難しいのではなく、これまでの政権の維持が確定しているために、それほど急ぐ必要が感じられないことが、このチョーのんびりムードを生んでいます。
加えて、ブログにも書きました一部の開票場で投票用紙の管理不行き届きの問題が、まだ最終決着を見ていないため、その結果を待っているという面もあります。
ですが、そののんびりムードに合わせてくれない問題もあります。またしてもコロナです。
西街の古アパートからも見えたオーロラ
先週はとりわけ新規感染が加速しました。水曜日には144人が感染判明。翌木曜日には167人が感染。実はこの167人というのは、一日での感染者数としてはコロナが到来して以来の新記録なのです。
直近二週間での、人口十万人あたりの感染者指数はなんと345,5にまでアップ。東京に置き換えて換算したら、34550人以上ということになります。
「ワクチン接種が進んでいるから重篤者は少ない」という意見が聞かれましたが、実際には重篤になる方もいます。割合としては少ないのでしょうが。入院中の人は木曜日の時点で16人。うち5人の方がICUに収容されエクモの助けを借りています。
千人以上が感染故に隔離状態にあり、二千人弱が感染の可能性のための隔離に置かれています。感染が判明して隔離にある人たちは、自宅かあるいはそれようのホテル等の施設に留まるのですが、収容施設に関しては、これ以上はスペースがないところまで追い詰められてきました。
ニュースを拾い読みした範囲でわかるのは、やはりクラスターがメチャ多いことです。レイキャビクから南へ一時間ほどのセルフォスという町や、西へ半時間のアクレネスという町でクラスターが発生したとのこと。
そのクラスターの原因は、やはりパブや社交の集まりであるようです。前回書きましたように、公のコロナ対策チームの中で、ソーロウブルさんという感染症対策のお医者さんだけが、「気を緩めないように」と警告し続けてきました。
このカウンターアタックの速さ!
Myndin er ur Covid.is
で、ソーローブルさんは、早く経済生活や日常生活を元に戻したい人たちからは「うるせー奴」的に白い目で見られてしまい、脅迫のようなことまでする輩があったようです。
政府も各種制限の再設置には及び腰でしたが、ここに至っては無策のままではいられません。
167人の新規感染者新記録が判明した金曜日の朝。ニュースから数時間で閣僚会議が持たれ、いくつかの制限が「復活」することとなりました。
一般の集会は500人を限度とする。パブ等の営業は午後11時まで。1メートルのソーシャルディスタンスを取れないところでは、マスク着用を「義務」とする、等々です。
私などは、もう先々週からマスクは自発的に着用していましたが、こちらの人の多くが、ヨーロッパ一般に見られるように「マスク嫌い」です。この義務の復活に落胆している人も多いことでしょう。
とにかく、これが現在のアイスランドの現実です。「緩和」の後には「感染者増加」が続きます。イギリスを始め他のヨーロッパ諸国でも同じような傾向が見られるようですから、日本の皆さんも気を緩めすぎないで、慎重に進んでくださいますよう。
以上、コロナ関連でした。コロナはここでおしまい。
新規感染者中、ワクチン接種済み者が再び過半数超え
Myndin er ur Covid.is
一週間ちょっと前の土曜日、久々にきれいでダイナミックなオーロラが多くの場所で目撃?観賞?されました。雲がなく晴れ渡っていたことと、数日前の太陽の黒点活動の記録から、気象局が「今夜はオーロラがバツグン」とニュースでわざわざ教えてくれたのです。
最近、私の担当する教会の集いに参加している難民の夫婦が、「できるなら、オーロラを一度は見てみたい」と言っていたのを覚えていたので、優しいワタシはこの夫婦に「今夜、オーロラが見られそうですよ」とメッセージで知らせてあげました。
私自身は、以前にも書いたことがありますが、オーロラに対する思い入れはまったくありません。寒い中をわざわざ郊外まで出かけて行って写真を撮ったり、オーロラツアーに参加する人たちの気持ちが理解できないヒトなのです。
「オーロラよく見えるぞ」予報
ですから、その夜も特別に何かをするつもりはまったくなかったのですが、ふとキッチン横のバルコニーから外を見上げてみると、おお、きれいに出ているではないか!
バルコニーに出ると寒いので、バルコニーへ通じるドアの上にある、小さな換気用の窓を開けて、そこからiPhone11Proで、パチパチと何枚か写真を撮りました。自分用ではなくて、人に見せる用。へへ。
これは夢叶いオーロラを初めて見た難民のSさんのショット
当然、その夜から翌日にかけて、Facebook上には無数のオーロラの写真が溢れ出していました。本当に「撮る気」のある方々の写真にはやはり美しいものがありますね。それを撮りに、街灯りの少ないところまでわざわざ足を運んで撮るのですからね。感服。
ワタシのは横着してのiPhone写真です。ちなみに先日のNスタによると「写メ」というのはすでに死語だとか... そうなんですか?今度日本へ戻った際に、なんか「死語」を連発しそうでコワイんですけど...
それはともかく、先の難民の夫婦の方がちゃんとオーロラを見れたかどうか気になり、翌日に尋ねてみました。すると「よーく見れました。ありがとう」とのこと。いや、別にワタシがオーロラを呼んだわけではないので、お礼は要りませんが。
写真も何枚か見せてくれましたが、けっこうダイナミックに撮れていましたね。とにかく夢がひとつ叶ったわけで、よかった、よかった。
考えてみると、歳がいってくるとだんだん夢が少なくなっているような気もします。ささいなことでも、夢は夢として持っていた方が人生楽しいでしょうね。でも夢って、どうやったら持てるんでしょうね?
ちょっと考えてみないと。(*^^*)
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
Facebook: Toma Toshiki
アルシンキ(国会)議員選挙が行われてから六週間が経ちましたが、いまだに新しい政権の組閣はなされていません。別に組閣が難しいのではなく、これまでの政権の維持が確定しているために、それほど急ぐ必要が感じられないことが、このチョーのんびりムードを生んでいます。
加えて、ブログにも書きました一部の開票場で投票用紙の管理不行き届きの問題が、まだ最終決着を見ていないため、その結果を待っているという面もあります。
ですが、そののんびりムードに合わせてくれない問題もあります。またしてもコロナです。
西街の古アパートからも見えたオーロラ
先週はとりわけ新規感染が加速しました。水曜日には144人が感染判明。翌木曜日には167人が感染。実はこの167人というのは、一日での感染者数としてはコロナが到来して以来の新記録なのです。
直近二週間での、人口十万人あたりの感染者指数はなんと345,5にまでアップ。東京に置き換えて換算したら、34550人以上ということになります。
「ワクチン接種が進んでいるから重篤者は少ない」という意見が聞かれましたが、実際には重篤になる方もいます。割合としては少ないのでしょうが。入院中の人は木曜日の時点で16人。うち5人の方がICUに収容されエクモの助けを借りています。
千人以上が感染故に隔離状態にあり、二千人弱が感染の可能性のための隔離に置かれています。感染が判明して隔離にある人たちは、自宅かあるいはそれようのホテル等の施設に留まるのですが、収容施設に関しては、これ以上はスペースがないところまで追い詰められてきました。
ニュースを拾い読みした範囲でわかるのは、やはりクラスターがメチャ多いことです。レイキャビクから南へ一時間ほどのセルフォスという町や、西へ半時間のアクレネスという町でクラスターが発生したとのこと。
そのクラスターの原因は、やはりパブや社交の集まりであるようです。前回書きましたように、公のコロナ対策チームの中で、ソーロウブルさんという感染症対策のお医者さんだけが、「気を緩めないように」と警告し続けてきました。
このカウンターアタックの速さ!
Myndin er ur Covid.is
で、ソーローブルさんは、早く経済生活や日常生活を元に戻したい人たちからは「うるせー奴」的に白い目で見られてしまい、脅迫のようなことまでする輩があったようです。
政府も各種制限の再設置には及び腰でしたが、ここに至っては無策のままではいられません。
167人の新規感染者新記録が判明した金曜日の朝。ニュースから数時間で閣僚会議が持たれ、いくつかの制限が「復活」することとなりました。
一般の集会は500人を限度とする。パブ等の営業は午後11時まで。1メートルのソーシャルディスタンスを取れないところでは、マスク着用を「義務」とする、等々です。
私などは、もう先々週からマスクは自発的に着用していましたが、こちらの人の多くが、ヨーロッパ一般に見られるように「マスク嫌い」です。この義務の復活に落胆している人も多いことでしょう。
とにかく、これが現在のアイスランドの現実です。「緩和」の後には「感染者増加」が続きます。イギリスを始め他のヨーロッパ諸国でも同じような傾向が見られるようですから、日本の皆さんも気を緩めすぎないで、慎重に進んでくださいますよう。
以上、コロナ関連でした。コロナはここでおしまい。
新規感染者中、ワクチン接種済み者が再び過半数超え
Myndin er ur Covid.is
一週間ちょっと前の土曜日、久々にきれいでダイナミックなオーロラが多くの場所で目撃?観賞?されました。雲がなく晴れ渡っていたことと、数日前の太陽の黒点活動の記録から、気象局が「今夜はオーロラがバツグン」とニュースでわざわざ教えてくれたのです。
最近、私の担当する教会の集いに参加している難民の夫婦が、「できるなら、オーロラを一度は見てみたい」と言っていたのを覚えていたので、優しいワタシはこの夫婦に「今夜、オーロラが見られそうですよ」とメッセージで知らせてあげました。
私自身は、以前にも書いたことがありますが、オーロラに対する思い入れはまったくありません。寒い中をわざわざ郊外まで出かけて行って写真を撮ったり、オーロラツアーに参加する人たちの気持ちが理解できないヒトなのです。
「オーロラよく見えるぞ」予報
ですから、その夜も特別に何かをするつもりはまったくなかったのですが、ふとキッチン横のバルコニーから外を見上げてみると、おお、きれいに出ているではないか!
バルコニーに出ると寒いので、バルコニーへ通じるドアの上にある、小さな換気用の窓を開けて、そこからiPhone11Proで、パチパチと何枚か写真を撮りました。自分用ではなくて、人に見せる用。へへ。
これは夢叶いオーロラを初めて見た難民のSさんのショット
当然、その夜から翌日にかけて、Facebook上には無数のオーロラの写真が溢れ出していました。本当に「撮る気」のある方々の写真にはやはり美しいものがありますね。それを撮りに、街灯りの少ないところまでわざわざ足を運んで撮るのですからね。感服。
ワタシのは横着してのiPhone写真です。ちなみに先日のNスタによると「写メ」というのはすでに死語だとか... そうなんですか?今度日本へ戻った際に、なんか「死語」を連発しそうでコワイんですけど...
それはともかく、先の難民の夫婦の方がちゃんとオーロラを見れたかどうか気になり、翌日に尋ねてみました。すると「よーく見れました。ありがとう」とのこと。いや、別にワタシがオーロラを呼んだわけではないので、お礼は要りませんが。
写真も何枚か見せてくれましたが、けっこうダイナミックに撮れていましたね。とにかく夢がひとつ叶ったわけで、よかった、よかった。
考えてみると、歳がいってくるとだんだん夢が少なくなっているような気もします。ささいなことでも、夢は夢として持っていた方が人生楽しいでしょうね。でも夢って、どうやったら持てるんでしょうね?
ちょっと考えてみないと。(*^^*)
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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