レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

Eurovision万歳!!

2022-05-15 01:04:11 | 日記
こんにちは/こんばんは。

なんやかんやと慌ただしい日々を送っております。時々目にするコマーシャルでいのっちが「疲れは内部から対処しないとダメ」とか言っています。アリナミンかなんかのCMですよね。

「オラ、関係ないな」と思っていましたが、最近、疲れが取れてないのかも?と思えるようになってきました。




5月14日はイタリアはトリノでEurovision決勝
Mynin er ur Eurovision.tv


面白いもので、疲れていてぐっすり眠れる時と、疲れてるのに眠れない時が混在するようです。もう、四十年も前になりますが、新橋でサラリーマンをしていた頃、「自前の説」を披露するのが好きな先輩がいました。

その先輩によると、「疲れている時に十分休むには、精神の疲れと、身体の疲れを一致させる必要がある。頭脳労働で疲れた時には、ジムへ行くかジョギング。肉体的に疲れている時は、難しい本を読んで頭を疲れさせる。

これで、ばっちり眠ることができる」とか、言っていました。まあ、あながちデタラメではないのかも、という気もします。

昨晩(金曜日の夜)は、よく眠れずに何度も目が覚めてしまいました。それで気がついたことがあります。もう、結構「暗くならない夜」に近づいている。そりゃあそうか。もう五月半ば。あと一月余りで夏至ですものね。

慌ただしい日々が続くと、そんなことも気が付かずに過ごしてしまっていたりします。

ネットで調べてみたところ、昨日ではなくて今日(5月14日土曜日)ですが、日の出は4時16分、日の入りは22時34分ということです。気象局の日毎のデータには「真夜中」という項目があり、今日、土曜日に続く夜の「真夜中」は1時24分だそうな。

で、どんなものなのか、昨晩思いついて「写メ」(これは「死語」ですか???) を撮りましたので見てみてください。

始めは就寝直前の11時半くらい。我が西街の古アパートの西側と東側です。一枚目が西側。









次は午前2時12分。ちょっと寝ぼけてて、時計がきちんと写っていなかったのですが、写真編集用のアプリで明るさをマックスにして、かろうじて読み取れれました。







最後は3時35分。もうかなり夜明け間近な感じですよね。







「真夜中」は1時半くらいのはずだったので、おそらく二番目の写真よりはもう少し暗くなっていたと思います。ですが、レイキャビクの五月、六月はだいたいこんな感じで、もう少しすると「暗い」時間は存在しなくなります。

単細胞のワタシは、この「一日中明るい」というだけのことで嬉しくなってしまい、夏はだいたい機嫌良く過ごしています。

さて、慌ただしいのは私だけではなくて、周辺社会も慌ただしそうです。というのは、今、これを書いている5月の14日土曜日、アイスランドの全国の地方選挙の投票日なのです。かつ、夜にはユーロビジョン・ソングコンテストの決勝があるのです。

このふたつだけで、相当数のアイスランド人がソワソワしています。

まず地方選挙ですが、レイキャビクでは現市長のダーグル・エッゲルトスソンさんが、2014年以来というかなりの長期政権を維持しています。市議会はダーグル市長の母体である社民連合、ピラター(海賊)党、再生党、そして緑の党の四つが与党を構成しています。余談ですが、ダーグルさん、もともとはお医者さん。

国会では第一党である独立党は、市議会では野党。前回の選挙以降の特徴の一つは、独立党と並んで、アイスランド政界の常連である進歩党(という名前の保守党)が、一議席も有していないことです。

今回の選挙前アンケートの解析によると、どうやら四議席くらいを奪回するのでは?と言われています。




ダーグル現レイキャビク市長
Myndin er ur Dv.is


私は個人的には今回の選挙は独立党が勝つ番だろう、と考えていました。ダーグル市政に飽きてきた人が多いと見たからです。

ところが、最近国政の方で、2008年の経済恐慌以来、半官半民になっていたアイスランドバンクの、政府保有株の放出に関連したスキャンダルがあり、国民の多数が怒り新党、じゃない怒り心頭に達したため、独立党支持にかげりが生じました。

まあ、結果が出ていないので、これ以上は言えません。結果が出たらまたご報告します。

次にユーロビジョンですが、これはアイスランド人にとっては国民的イベントになっています。ユーロビジョンの始まる頃から、通りから人影が消えてしまいます。

家庭で見る人も多いですが、どこかの家に集まってのユーロビジョンパーティーも非常に多く持たれています。

信じらんねーよ、まったく。あんなつまらないコンテストで。(^-^;

ちなみにアイスランドも決勝に進んでいます。まあ、この曲はわりといい曲だと思うのですが、ユーロビジョンでは通用しないだろうと思っていました。パンチ不足というか、サビがない歌というか。

正直、予選を通過したのには驚きました。歌っているのは三人姉妹なのですが、なぜかグループ名がなくただSysturシストゥル「姉妹」とだけ呼ばれています。

姉妹で驚かされるのはもうひとつ、そのメイクの濃さです。どれだけ塗ったくってんだい?というのが私の第一印象でした。そういうこと言うと、嫌われるでしょうが、写真を見ていただければ、少なくともウソではないとご理解いただけるかと。

それから、これも余談ですが、ロシアは参加禁止になっています。当然。ウクライナは決勝に残っています。




「姉妹」
Myndin er ur Eurovoix.com


「姉妹」のユーロビジョン参加曲はこちらのYoutubeから


私の家に居候している三十一歳の息子もユーロビジョンパーティーに出かける予定。今夜は私にとっては静かな憩いの夜になりそうです。その点では、ユーロビジョンバンザイ!


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。

藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
コメント (2)
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