☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

教育費は大切よね

2019-12-04 | 学校関係
今日は公立の幼稚園ー高校まで、ストライキで休校でした。
オンタリオ州の政府が、教育費を削減したことへの抵抗が関係していたようです。

カナダの学校、子供達が通っている様子をボランティアなどを通じて垣間見た印象として、基本クラス担任がいますが、担任以外のサポート制度がとてもいいなと感じています。どの存在も必要です。

幼稚園ではECE(Early Childhood Educators)という、発達ベースで子供の成長をサポートできる存在の先生がいて、副担任のような存在で、16名以上の生徒達がいるクラスには、必ず一人入っているようです。 なのでいつもクラスに2名の大人の目がある環境です。

それプラスEA(Educational Assistants)は、子供の発達において、より丁寧なサポートが必要な生徒達を中心に寄り添って成長を見守ってくれる存在です。 小学生でも学習のサポートが必要な生徒さん達に、学校担当のEAが、必要に応じてお手伝いに入ってるような感じです。

カウンセラーの先生は直接会ったことはありませんが、いらっしゃるようです。

外部から、発達の専門家が来て、発達段階を観察し、今その子に何が必要か、学校や親御さん達と方針を相談したりすることもあるみたいです。

先生方の代行制度もあるので、先生達がお休みが必要な時も、問題なく代行の先生が、クラスに入れるようになっています。

また、ECEの先生方は、小学生を見ることもできるので、学校が始まる前や放課後にお預かりが必要な生徒さん達のクラス(学童保育のようなもの)も担当されています。 でも、EAの先生はつかない事が多いらしく、生徒さんの状況によっては、安全確保が難しいケースもたまにあるようです。きっと、時間外のEAの予算が政府から出れば、そういった問題も、少し改善が見られるような気がします。 

日本の学校では、特別支援クラスというのがあるようですが、カナダの近所の学校を見てみると、重度の身体障害を持つなどの生徒さん達は学校によって特別クラスがありますが、基本 みんな同じ教室で学んでいるのかなと感じます。

また、子供の発達は、最初の生まれてからの6年間がとても大切な時期で、特に幼稚園の先生方は、小学生になった時に、生徒達ができる限り、みんなと同じ教室で、継続して学習をしていけるように、その子の発達に今何が必要なのか、とても親身になって考えて、実行されている印象です。

ただ、その発達をよりスムーズにしていくには、子供の一番のサポート役であってほしい 親御さんの理解と歩み寄りがとても重要になりますが、中には 思うような歩み寄りをしてもらえないケースもあり、今できるせっかくの成長の機会を逃してしまうと思うともどかしいと、感じることなどもあるだろうなあ。。と思った事があります。大変なお仕事です。でも、生徒達にとっては、学習面以外にも、精神面でも支えになってくれる存在が学校にあるというのは、とても良い事だと思います。

高校生のEAをやってる方が知り合いにいますが、担任にはなかなか心をひらかず、反発してしまう子が、共感力の高いEAの先生が話を聞いて、サポートする事で、1歩前向きに進もうとしてくれることなども、実際にあるようです。

教育の現場的には、もっとサポートができる存在を増やしたいくらいなのに、教育費をカットされてしまうと、サポートまで削減されてしまうわけで。。生徒達にとっても困る状況が起こってしまうと思うんです。

政府の財政は良いに越したことはないけれど、未来への投資になる教育費の重要性を認識できないというのは。。。。私も、賛成できないなあ。。と思います。

教育費は、結果はすぐには出ないけど、未来への明るい投資だという意見に、私も1票いれたいな。 権限ないけどね。気持ちだけでも。


人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする