toty日記

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映画作り、昔は。

2006-06-03 20:57:03 | 日常のあれこれ
義父と主人で、小谷温泉に出かけた。
何故いったかというと…

義父は学生時代、山やスキーが大好きで
義父のいとこと、しょっちゅうでかけていたらしい。

義父のいとこを中心に、あの頃にしては、
大変な道楽と思えるのだが、

日本中のスキーの達人を集めて映画を作った。
義父もその中に出演している。

「スキーの寵児」という劇場映画で、
高木東六音楽というのだから、かなり本格的。
(フィルムは、消失してしまっているのだが、
一部、残っているものを、ビデオにしたものがある)

そのいとこは、戦時中、白馬細野に疎開し、
戦後、白馬にリーゼンスラロームを地元の青年達と作り、
スキー界に、大きな足跡を残した。
http://www.hakuba-happo.or.jp/skypark/menu.htm


義父は、義母がスポーツに関心がなかったため、
すっかりスキーや山から遠ざかっていた。

数年前、主人が小谷温泉の山田旅館に泊まった際、
旅館の一角が資料館になっていて、
その旅館の以前のご主人が書いた本があった。

主人がその本を求め、読んでみた所、
「スキーの寵児」撮影の際の記念写真があった。

「おやじ、こんな写真がでてるよ。」
「あ、これ僕なんだ、
これと同じ写真もってるよ。」

いっぱいあるアルバムから、
義父が写真をみせてくれた。

アルバム3冊がスキーや山の写真で埋め尽くされている。
今みたいに、気軽にいっぱい写真を撮る時代ではないから、
どんなに密に山に接していたかが、伺われる。

家庭の中では、穏やかで、争うことを好まないので、
妻の反対をおしてまで、趣味を貫かなかったのだろうか。

いとこの活躍を思うと、嫁の私でさえ、
趣味を理解してくれる人と結婚していたらと思ってしまう。

とにもかくにも、主人は、義父の青春の思い出の土地へ、
ビデオと、アルバムを持って、一緒に出かけた。


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写真は、六義園にて、
ドクダミの花。