toty日記

toty日記です。感想などいただけたら、喜びます。最近mixiに参加、気軽に声をかけてください。

愛吟集

2006-06-27 22:31:06 | Weblog
ずっと仕事ひとすじで、独身を通した主人の叔母が
民間の老人ホームに入居したのは、10年以上前になる。

一人での生活に支障が生じ、
練馬にあるシルバーヴィラKというところに入った。

叔母は熱心なカソリック信者だったので、
それまで所属していた鎌倉の教会から
老人ホームに近い井草にある教会に、所属が変更された。

すると、その教会からシスターが毎日曜、礼拝のためにいらした。
そして、叔母と一緒に祈り、賛美歌を歌っていた。

それを見ていた施設の方が、
他にも賛美歌を歌いたいという方がいらっしゃるので、
一緒にお願いしたいと、皆さんで歌う会になった。

日曜の午前中、賛美歌を歌う会は、シスターを中心に行われていた。
ところが、そのシスターが、九州へ移動することになり、
シスターはこられなくなってしまった。

けれども、歌うことをこれきりにするのは、
もったいないと、その時間に、音楽を楽しむ会は続いた。

音楽が好きな方、そして、面会に来たその家族も含めて、
その時々の季節の歌や、昔、学校で習ったような歌を歌う。

その選曲が、知っている歌が多いなと思っていたら、
その会を主に取り仕切っていた方は、同じ学校の卒業生だった。

キーボードのそばに、愛吟集があった。
(愛吟集というのは、玉川学園で編纂した歌の本)

それを見て、「もしかして、玉川の?」


兄弟揃って、玉川っ子だったそうで、
姉が、校歌を作曲した岡本先生に嫁いだんですよと伝えると、
「あ、びんちゃん先生?」
「そうそう、そうなの」

すっかり意気投合し、叔母にあいがてら、
(叔母はもう、その頃私が誰だかわからなくなっていたが)
その会に参加するようになった。

施設のオーナーのお嫁さんに当たる彼女も、
音楽を専門に学んだのではないが、
指揮をし、歌をリードしていく。


その老人ホームは、
ユニークな企画をたてるのにたけていて、
その歌の会を発展させて、

利用者さんたちを、
練馬文化センターの舞台に乗せるまでになった。

ハンドベル、楽器の合奏、歌、踊り、
ファッションショー、

「平均年齢85歳の学芸会」として
新聞にもとりあげられたりした。

また、久田恵さんの「母のいる場所」という本になり、
映画化もされた。

その経過をずっと見ながら、
いつも手伝いに行っていた山吹の里でも
歌の力で、もっと楽しく出来ないかなと思っているうち、
コンサートや、コーラス隊に発展してきた。


玉川では、生活の中に歌があった。
人が集まれば、いつもいつも、歌っていた。
リトミックの授業もあって、身体で覚えていた。

Aさんに、totyさんって、
このために、いろんなことやってきたみたいねと言われたが、
すべてのことが、ここに集約されるように感じる時がある。

他からみたら、些細なことかもしれないが、
ちょっとした生きがいかも知れない。


愛吟集! クリック!

写真は、みねこぺんさん撮影。
コンサート当日、飾ってあった(はずの)バラ。

壊れた

2006-06-27 00:54:03 | 日常のあれこれ
何か一枚、写真を入れてブログを続けてきたが
最近、デジカメのズーム機能が壊れてしまって、
思うようなズーム画像がとれない。

修理にだすと、きっと時間がかかるだろうし、

ゆず彦さんが、最近デジカメを買ったとの日記に、
いっそのこと、新しいのが欲しくもあり、
迷う、迷う。


どうしよう? クリック!

写真は、たちあおい。おととい、道端に咲いていた。
このあと、ダークダックスの下駄さんが歩いているのを
発見。