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お墓参り

2013-08-30 23:52:28 | 瑞西・仏・英旅行
やっと、メインの目的のお墓参りになりました。

今回の旅行の第一の目的は、
福岡守人さんのお墓参りをすることと、

一緒に埋葬されている4人の留学生の関係者が
お世話になったウィリアムソン教授への顕彰碑を建立、
その除幕式に参加することでした。

以前も、少し触れましたが、
維新のころ、ロンドンに留学したものの、
病気になって現地で亡くなった4人の留学生がいました。

当時、ロンドン大学でウィリアムソン教授という方が、
長州ファイブと称される留学生や、薩摩藩からの留学生など、
その後日本の近代化の先鞭となった学生の公私にわたって、世話をしてくれました。

たまたま、ウィリアムソン教授は化学者であったので
彼らが最初に参加した授業は、分析化学だったそうで

彼の研究室を使うことで、現地での生活習慣、ことばの習得など、
全てにわたって援助をしてくれたそうです。

彼らには、家庭教師がつき、
家族ぐるみのつきあいがあったようです。

前述の4人の留学生が亡くなった後も
お墓を作り、
自身もそのそばのお墓に眠っているのです。


20年ほど前、ロンドン大学内に日本の製薬会社が研究所を作る時、
当時の副学長ホワイト教授が、その企業の現地責任者と懇意になったことから、
今回の顕彰碑の話に発展しました。

たまたま、研究所の建設予定地に大きな木があって
その木の撤去をめぐって、大きな木は残したいということでお二人は意見があい、

その後、その生き物を大切にする心はどこからということから
仏教徒であった責任者と、日本の美術や文学に詳しいホワイト教授が意気投合したところに
ロンドン郊外で見つかったお墓のことが取り上げられたという。

現地でみつかった日本人の4つのお墓の子孫を見つけ出し、
現地にお墓があることを知らせたいというホワイト教授の熱心なよびかけに
日本の関係者が動き、

長州藩士 山崎小五郎には、萩市の野村市長さん
佐賀藩士 袋久平には、子孫である古賀節子さん、高野栄子さん
土佐藩士 福岡守人には、我々親子、
徳山藩士 有福次郎には、山口大学学長

が、墓前に参ることとなった。

今回の除幕式には、林駐英大使も参加し、
安部首相の感謝状も披露された。


すべてのお世話は、正行寺(九州二日市にある)の関係者のおかげで
滞りなく行われ、我々はその計画してくださったスケジュールに乗っていればよかった。



1日目(7月2日)は、その正行寺の現地での支所、三輪精舎というところで
日本庭園(石庭)をみたり、関係者とお話したり、そして
ブルックウッド墓地で、顕彰碑の除幕式がありました。



今回の旅の前に、九州でお会いしたホワイト教授と再会し、
お墓の細かい説明も受けました。



高齢にもかかわらず、精力的に今回のお世話をしてくださった
ホワイト教授には、とても感謝です。


除幕式のあとは、5分ほど歩いて、ウィリアムソン教授のお墓に皆で詣でました。
現ロンドン大学学長のグラント教授が、お参りしている写真。



同行のOさんも化学者ということで、お墓の前でパチリ。


その有様は、帰国後、ネットからニュースを見つけました。
もう一つ、我々も写っていたバージョンも見つけたのですが

一週間後には、消えていて、それはちょっと残念。



二日目に続く。


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