峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

三十三銀行

2021年02月11日 | 時事ネタ
日本には数字が名前になった銀行が数行あります。
明治5年に出された国立銀行条例に基づき、認可を受けた順に番号のついた国立銀行が誕生しました。
今度の大河ドラマの主人公、渋沢栄一が主導して推し進めた政策ですね。

明治12(1879)年には、その数は153になりました。そのうち今も名前に当時の番号を冠して残る銀行は下記のとおりです。

第四銀行(だいし)=新潟県にある第一地銀
十六銀行(じゅうろく)=岐阜県にある第一地銀
十八銀行(じゅうはち)=長崎県にある第一地銀
七十七銀行(しちじゅうしち)=宮城県にある第一地銀
百五銀行(ひゃくご)=三重県にある第一地銀
百十四銀行(ひゃくじゅうし)=香川県にある第一地銀

お隣の長野県にも八十二銀行という第一地銀がありますが、ここは第十九銀行と六十三銀行が合併、「19+63」で「八十二」になったので少し毛色が違います。

しかし、なんでこんな話になったかと言いますと、株の配当利回りランキングを見ていると、わりと上位に「三十三銀行」が出てくるのですね。そんな銀行あったかなあ?と訝しんでいたら、新聞で
「三重銀行と第三銀行の合併後の名称」
と解説してありました。

三重銀行は明治28年(1895年)に四日市銀行として設立、昭和14年(1939年)三重銀行に商号を変更。
また第三銀行は大正元年(1912年)熊野共融合資会社として現在の熊野市に設立、昭和26年(1951年)相互銀行に転換、第三相互銀行に商号を変更、平成元年(1989年) 普通銀行に転換し、現行名に商号を変更。


そんな二行が合併して三十三銀行になるそうです。新銀行の名前は三井住友や三菱UFJのような合成行名に近いですが、なんで「三十三」なの?
三重+第三=三十三?

なるほど、三重銀行の三重を「さんじゅう」と読めば「さんじゅう+さん」で「三十三」になるってわけですね。

新銀行は第三銀行を存続会社にして、三重銀行を吸収合併する。本店は三重銀行の本店所在地に置く。三十三FGの本店は松阪市のまま存続させる。なのだそうで、歴史や規模からいうと絶対逆だと思うのですが、第三銀行の顔を立てるためにこうしたのでしょうね。


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コメント (2)
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