有馬温泉、月光園鴻臚館の食べ物である。
チェックインしたときにテーブル上に置いてあるウェルカムお菓子。
空きっ腹でお風呂に入ると、いろいろ弊害があるため糖分とお茶などの水分を体内に入れてから入浴することは理にかなっている。
ここで出たのは「月ノ輪」。
兵庫県三木市の明月堂というお菓子屋さんが製造し、月光園が販売者になっている。
どちらもお月さまが入った社名なので、それにあやかったお菓子と言える。
見た目は東海地方の「なごやん」そっくりだが、中の餡はもっとミルクっぽい味がして格段に美味しい。
さて、お風呂も済ませ、夕食である。
ここは部屋食。すべてのプランが部屋食ではないようだが、予約してくれたのは部屋食のプランだった。
季節の果実酒は梅酒。
風呂上がりの生ビール1杯をサービスされていたので、下戸の私は少しだけ回っていた。
先付は下のようなもの。鱧は兵庫県では定番。茄子麩は色分けされた麩がナスの形をしている。
八寸は焼き魚としての鰆はどう料理しても美味しい。
蛸は柔らかいのは良かったが、味は煮物風でイマイチだった。
ホオヅキの下に鮭の手毬寿司が隠れていた。
お造り。鯛、鮪、蛸、神戸牛などが並んでいた。
蛸については自分の意識の中では烏賊のような記憶になっているのが不思議である。それだけ柔らかかったということだろうか?
椀物である。味はしっかり覚えていない。
この中では湯葉と梅の味しか記憶になく、若鶏とか茄子や冬瓜があったのかと驚いている。
こんな前半戦だったが、みんな美味しい美味しいと舌鼓を打っていることも確かである。
後半戦は焜炉。神戸牛の鉄板焼きである。
たれ三種は写し損なったが、塩・レモン・焼き肉のタレだったと記憶している。
神戸牛だけに評判どおりの美味さだった。たれは甲乙つけがたいところかな。
揚げ物ではペコロスがちょい謎だったが、小玉ねぎだそうだ。どれも美味しくいただいた。
写真にあるタコさんウインナーのようなものは花葛切り。葛を海苔で束ねて揚げたものだった。
仕上げのご飯とみそ汁。関西なのに赤だしなのが珍しい。
香之物。縮緬じゃこは甘辛く煮た佃煮。ご飯のお供に最適。白菜の一夜漬けもいい味。
赤だし汁。珍しい牛蒡入り。滑子(なめこ)もトロトロしてるし、粉山椒のピリッと感が味を引き締めている。
デザートは果物。スイカと何だっけ?一週間も経つとズイブン忘れている。
上に乗っかっているのがドライトマトとか・・・
あかん、思い出せん(~_~)
朝食である。
やはり部屋食なので朝風呂に行っている間に整えられた。
朝食の定番、鮭の焼き物が嬉しい。また出汁巻き卵も微妙な甘さで美味しい。
サラダだが、オニオンスライスが主体となっている。
私ゃ、食べられない唯一に近いものがオニオンスライス。加熱したオニオンは大好物なのに生ではダメなのだ。
ところがこのサラダは途中までオニオンとは気が付かなかった。漬けてあるドレッシングがよほど美味しかったのだろう。
次はイカ刺し?そして煮物、ヒジキとガンモがあまり好きではない。海苔は朝食の定番。
湯豆腐。可もなく不可もなく・・・
味噌汁は合わせ味噌か?大き目の椎茸あり。
最後は漬物。梅干しとタクワン。ど定番。
フルーツもオレンジとパイナップル。これまた安定の定番。
というわけで、食べたものをほぼ全部紹介してみた。
久しぶりのホテル。女房殿たちにはお据え膳で楽しんでもらえたようだ。
閉店してしまいました。
その名前の由来が入口にあり、写メしておけば
よかったです。
コロナ籠りの中でこんなぜいたくなお食事とは
素晴らしいですね。
うらやましく存じます。
鴻臚館とはググるとすぐ出てきますが、
平安時代に設置された外交・ 海外 交易の施設で、
北斉にあった九寺のうちの外交施設「 鴻臚寺 」に由来し、
唐 の時代にその名称が 日本 に導入された。
とのことです。
食事は量もさほど多いわけではなく、
内容的にもこんなもんかなというところです。
外食する機会が極端に減りましたし、
飲食業・宿泊業のお役に立つためにも年一回くらいはいいかなというところです。
実際は2年ぶりでした。
私は好きですけど、甘めがいいです。
年に1回、2年ぶりですか。
私は昼は平日だと殆ど毎日外で、夜も週に1回ですかねぇ。
ガンモドキを含め、お揚げさんがイマイチ好きではないです。
ただし、寿司のお稲荷さんの味付けだけは好きです。
ですから味付け次第なのでしょうね。
おっしゃるように甘めが好きです。
ホテルや旅館に宿泊するのはキャンピングカーに飽きたり、
家族と示し合わせて泊まるとき、利用しますから年一回くらいになります。
今回は町内会長職があったのと、週2回母の面倒を見に行っていたので、
間が空いちゃいました。
(まだ調べてません。)
下呂の旅館のアレでは見た覚えがなく・・
(単なる見落としでしょ!)
ペコロスに関しては、映画
『ペコロスの母に会いに行く』
で大泣きしました。
赤木春恵さん、89歳にして初主演だったんですね・・。
それにしても、お子さんたちと初めての旅行ってのが驚きでした!
親御さんたちを食事に連れ出す記事が多かったものですから。
「八寸」。私も正確にはわからなかったので
調べてみるとお盆に載せた小品の料理群らしい。
善際のなもんかと思いましたが、とまぢふさん向きの酒肴らしいです。
「焜炉」は読みのとおりでしょう。いずれにしても、ホテルなどは
気取った名称を使うのでどもならんですなあ。
『ペコロスの母に会いに行く』は知りませんでした。身につまされる話ですね。
そして、よく気が付いていだきました。
独り立ちした子供たちとの旅行はホント初めてなんですよ。
愚痴りたくなるところもありますが、
色々事情もありますので自分たちと同じようにはなかなかいきませんわ。
「焜炉」