パンデミック(pandemic)「感染爆発」とは、ある感染症や伝染病が
世界的に流行することを表す用語。
■過去のパンデミック
・14世紀にヨーロッパで流行した黒死病(ペスト)
・19世紀から20世紀にかけて地域を変えながら7回の大流行を起こしたコレラ
・1918年から1919年にかけて全世界で2500万人が死亡したスペインかぜ など
■最近のリスク
近年東南アジア諸国で発生している高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型による
トリインフルエンザにより、現在でもパンデミックが起こる恐れがある。
世界保健機関が途上国を中心に対策を立てているが、日本では、厚生労働省を
中心に地方自治体が対策をとっているといわれているが、あまり情報はオープンになっていない。
各省庁が管轄の業界などにパンデミック対策の検討を指示しているが、
パンデミック警報フェーズのレベルによって、人との接触を避けるために、
企業活動が大きく制限されることになり、社会的な混乱が生じる恐れがある。
電気・ガス・水道などの生活インフラ系の企業は製造や供給を止められないので、
製造・供給・保安や安全にかかわる業務以外はストップするだろう。
郵便や新聞配達、宅配便などがストップするかもしれない。
当然学校は休校になるだろうし、その他大規模に人が集まる劇場やイベントも
出入り禁止になるかもしれない。
ガソリンスタンドも営業している店が極端に減るかもしれないし、
不要不急以外の販売がストップになるかもしれない。
当然、のんびりツーリングなどできっこない!!
その他、患者が急増した際の医療機関の対応や、交通機関のまひ、
食料の供給不足なども生じることになるかもしれない。
一般企業では、出社禁止で在宅勤務になるだろうし、どうしても
出社しなければならない場合は、2週間程度会社に篭城しなければならないだろう。
そのような、社会の混乱が生じるような事態が起こるかもしれないのに、
政府や行政はあまり詳しいアナウンスをしていない。
マスコミについても、パンデミック警報フェーズによって、社会生活が
どのようになるのかの報道もしていない。
ようやく12月10日に国土交通省がまとめた試算によると、新型インフルエンザが
国内で発生した場合、電車の運転を維持しながら感染の拡大を防ぐには、
首都圏の朝の通勤ラッシュ時には乗車制限をかけて乗車できる人数を
平時の2割まで減らす必要があるとのこと。
日本国中が、能天気な状態になってしまっていると思う。
実際にフェーズ4になった場合の、対象地域がどのようになるかの
シミュレーションや警鐘を流す必要があるだろう。
NHKが2008年1月にパンデミックを題材にしたドラマとドキュメンタリーを放映したようだ。
NHKスペシャル|シリーズ「最強ウイルス」第1夜ドラマ「感染爆発~パンデミック・フルー」
このようなドラマを再放送するなどして、国民に広くリスク管理を訴えるべきと思うが、
NHKも商業主義に走り、DVD化しているので、再放送は望めないかも(-_-メ)
(参考)NHKスペシャル シリーズ 最強ウイルス ドラマ 感染爆発~パンデミック・フルー [DVD]
年明け1月17日から、「感染列島」という映画が封切される。
これを観て、少しは勉強しよう。
公式サイトは、こちら
■パンデミック警報フェーズ
フェーズ1:目の前で心配なし
ヒトから、新しいインフルエンザウイルスの亜型は検出されていない。
ヒトに感染を引き起こしたインフルエンザウイルス亜型が、動物で見られるかもしれない。
もしも動物に見られた場合、ヒトの感染や発症のリスクは低いと考えられている。
フェーズ2:目の前で心配なし
ヒトから、新しいインフルエンザウイルスの亜型は検出されていない。
しかしながら、動物に循環しているインフルエンザウイルスの亜型が、
ヒトの疾病として著しいリスクを提示する。
フェーズ3:近くパンデミックが発生するかも知れない<現在の状態>
新しい亜型によるヒト感染、しかしヒト-ヒト感染伝播は無く、
非常にまれな場合に密接な接触者へ広がる。
フェーズ4:地域的に発生、パンデミック発生の警報
限定されたヒト-ヒト感染を伴う小さなクラスター(集積)が見られる。
しかしウイルスがヒトへ十分順応していないことを示唆するように、
拡散は非常に地域的に限局している。
フェーズ5:全世界的に流行拡大、発生を防ぐのはムリ、時間稼ぎが精一杯
より大きなクラスターが見られるが、ヒト-ヒト感染の広がりは依然限局している。
ウイルスがよりヒトへ順応しつつあることを示唆するが、
まだ完全にはヒト間の感染伝播は確立していない(著しいパンデミック・リスク)。
フェーズ6:パンデミック発生、後は被害を小さくすることに全力
一般人口への増加した継続的感染伝播(パンデミック発生)。
【参考】
・新型インフルエンザ、鳥インフルエンザ|パンデミック・フルー 新型インフルエンザ Xデー ガイドブック
・パンデミック・フルー情報最前線
・「パンデミック・フルー」でも事業継続できるか ビジネス-IT業界の進路(有賀貞一)IT-PLUS
世界的に流行することを表す用語。
■過去のパンデミック
・14世紀にヨーロッパで流行した黒死病(ペスト)
・19世紀から20世紀にかけて地域を変えながら7回の大流行を起こしたコレラ
・1918年から1919年にかけて全世界で2500万人が死亡したスペインかぜ など
■最近のリスク
近年東南アジア諸国で発生している高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型による
トリインフルエンザにより、現在でもパンデミックが起こる恐れがある。
世界保健機関が途上国を中心に対策を立てているが、日本では、厚生労働省を
中心に地方自治体が対策をとっているといわれているが、あまり情報はオープンになっていない。
各省庁が管轄の業界などにパンデミック対策の検討を指示しているが、
パンデミック警報フェーズのレベルによって、人との接触を避けるために、
企業活動が大きく制限されることになり、社会的な混乱が生じる恐れがある。
電気・ガス・水道などの生活インフラ系の企業は製造や供給を止められないので、
製造・供給・保安や安全にかかわる業務以外はストップするだろう。
郵便や新聞配達、宅配便などがストップするかもしれない。
当然学校は休校になるだろうし、その他大規模に人が集まる劇場やイベントも
出入り禁止になるかもしれない。
ガソリンスタンドも営業している店が極端に減るかもしれないし、
不要不急以外の販売がストップになるかもしれない。
当然、のんびりツーリングなどできっこない!!
その他、患者が急増した際の医療機関の対応や、交通機関のまひ、
食料の供給不足なども生じることになるかもしれない。
一般企業では、出社禁止で在宅勤務になるだろうし、どうしても
出社しなければならない場合は、2週間程度会社に篭城しなければならないだろう。
そのような、社会の混乱が生じるような事態が起こるかもしれないのに、
政府や行政はあまり詳しいアナウンスをしていない。
マスコミについても、パンデミック警報フェーズによって、社会生活が
どのようになるのかの報道もしていない。
ようやく12月10日に国土交通省がまとめた試算によると、新型インフルエンザが
国内で発生した場合、電車の運転を維持しながら感染の拡大を防ぐには、
首都圏の朝の通勤ラッシュ時には乗車制限をかけて乗車できる人数を
平時の2割まで減らす必要があるとのこと。
日本国中が、能天気な状態になってしまっていると思う。
実際にフェーズ4になった場合の、対象地域がどのようになるかの
シミュレーションや警鐘を流す必要があるだろう。
NHKが2008年1月にパンデミックを題材にしたドラマとドキュメンタリーを放映したようだ。
NHKスペシャル|シリーズ「最強ウイルス」第1夜ドラマ「感染爆発~パンデミック・フルー」
このようなドラマを再放送するなどして、国民に広くリスク管理を訴えるべきと思うが、
NHKも商業主義に走り、DVD化しているので、再放送は望めないかも(-_-メ)
(参考)NHKスペシャル シリーズ 最強ウイルス ドラマ 感染爆発~パンデミック・フルー [DVD]
年明け1月17日から、「感染列島」という映画が封切される。
これを観て、少しは勉強しよう。
公式サイトは、こちら
■パンデミック警報フェーズ
フェーズ1:目の前で心配なし
ヒトから、新しいインフルエンザウイルスの亜型は検出されていない。
ヒトに感染を引き起こしたインフルエンザウイルス亜型が、動物で見られるかもしれない。
もしも動物に見られた場合、ヒトの感染や発症のリスクは低いと考えられている。
フェーズ2:目の前で心配なし
ヒトから、新しいインフルエンザウイルスの亜型は検出されていない。
しかしながら、動物に循環しているインフルエンザウイルスの亜型が、
ヒトの疾病として著しいリスクを提示する。
フェーズ3:近くパンデミックが発生するかも知れない<現在の状態>
新しい亜型によるヒト感染、しかしヒト-ヒト感染伝播は無く、
非常にまれな場合に密接な接触者へ広がる。
フェーズ4:地域的に発生、パンデミック発生の警報
限定されたヒト-ヒト感染を伴う小さなクラスター(集積)が見られる。
しかしウイルスがヒトへ十分順応していないことを示唆するように、
拡散は非常に地域的に限局している。
フェーズ5:全世界的に流行拡大、発生を防ぐのはムリ、時間稼ぎが精一杯
より大きなクラスターが見られるが、ヒト-ヒト感染の広がりは依然限局している。
ウイルスがよりヒトへ順応しつつあることを示唆するが、
まだ完全にはヒト間の感染伝播は確立していない(著しいパンデミック・リスク)。
フェーズ6:パンデミック発生、後は被害を小さくすることに全力
一般人口への増加した継続的感染伝播(パンデミック発生)。
【参考】
・新型インフルエンザ、鳥インフルエンザ|パンデミック・フルー 新型インフルエンザ Xデー ガイドブック
・パンデミック・フルー情報最前線
・「パンデミック・フルー」でも事業継続できるか ビジネス-IT業界の進路(有賀貞一)IT-PLUS