KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

盗難二輪ロンダリング

2010年02月08日 | 世の中あれこれ
2月5日の読売新聞夕刊に、盗んだバイクを正規のナンバーを取得して販売していた
大阪のバイク販売店の店主ら二人を逮捕した記事が大きく掲載されていた。

バイクを愛する者を食い物にし、自分だけ儲けようとする根性が腹ただしい。
大阪の恥である! (-_-メ)

それにしても、車検対象のバイクや車しか盗難車のチェックが出きないとは、
今のこのITの時代に情けない話だ。
紙ベースの時代の発想でしか、行政事務をしていないのでしょう。

昔、スカブー650とXL125Rの2台を同時に盗難された経験があり、
奇跡的に2台戻ってきたが、発見されたのは偶然でラッキーだったが、
是非ともデータベースの整備をしてもらいたいものである。

「再び奇跡!もう1台の盗難バイク発見」2006年11月02日

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『盗んだミニバイクに正規ナンバー、中古販売店主ら逮捕…大阪』(2010年2月5日 読売新聞)
路上で盗み店頭へ
 路上でミニバイクを盗んだとして、大阪市淀川区の中古バイク販売店の経営者ら2人が大阪府警に窃盗容疑で逮捕され、「販売目的だった」と供述したことがわかった。府警は、同店から約100台を押収、すでに数台を盗難車と断定し、残りについても確認を進める。ミニバイクは制度上、盗品であっても、それを隠して自治体に登録申請することが可能で、府警は、経営者らが盗品を正規の中古品として売る<バイクロンダリング>を行っていたとみて追及する。

 捜査関係者によると、中古バイク販売店「BIKER’S」経営・鶴田一夫(49)、同従業員・安藤勝也(42)両容疑者。2人は1月中旬、同府豊中市の路上に止めてあった1台を盗んだ疑いで、同25日に逮捕された。ともに容疑を認めており、調べに対し、「店で売るつもりだった」と供述したという。

 府警は、同店のバイクについて、盗難被害者から「自分のものではないか」との相談を受けて捜査中に逮捕容疑の窃盗現場を確認。2人は「運搬を頼まれた」と説明したが、その後、そうした依頼はないことがわかり、逮捕した。

 押収した約100台の大半はナンバーが外された状態で、府警はこれまでに、車体番号から数台は盗難車両と判断。残りの車両が被害品かどうかの確認を急ぐとともに、鶴田容疑者らが、不正入手したミニバイクの売買契約の成立後、購入者の居住自治体に登録申請してナンバー交付を受ける方法で売りさばいていたとみて調べている。

 業界関係者によると、同店は昨夏から営業。「廃品回収で集められたバイクを買い取り、修理して安く売っている」と宣伝、店頭やインターネットで市場価格の半値ほどで販売していた。

申請時、盗品チェックなし
 ミニバイクなど車検対象外の車両は、所有者が販売店の「販売証明書」を添えて居住地の市町村に軽自動車税登録申請を行えば、ナンバーの交付を受けられる。実際には、販売店が申請を代行するケースが多く、今回は、こうした制度が悪用された可能性が高い。

 国土交通省などによると、乗用車など車検対象の場合、ナンバーや車体番号は警察の盗難車両の情報などとともに同省のシステムで一括管理され、申請時に盗品かどうかを確認できる。

 一方、ミニバイクなど車検対象外の場合、各自治体が地方税法の対象として管理しているが、盗難車両の情報は含まれていない。このため、盗難被害により廃車手続きが取られた車体番号で再申請されたとしても、自治体はチェックしていないという。

 大阪市の担当者は「書類の形式が整っていれば、申請を受けるのが原則。盗品かどうか分からないのは、制度上、やむを得ない」と説明。ある府警幹部は「ミニバイクの盗難情報も一括管理しなければ同様の手口が横行しかねない」と、制度見直しの必要性に言及する。



■店頭からミニバイクを押収する捜査員。
 多くが盗難車とみられている(1月25日、大阪市淀川区で)
店頭からミニバイクを押収する捜査員

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