2015年1月2日、生まれて初めて、皇居の一般参賀に行きました。
元日と違って、見事に晴れ渡り、風もない穏やかな天気の中、
とても清々しい気持ちになりました。
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皇居宮殿長和殿 グーグル地図
■長和殿の解説
長和殿は、南北163メートルにおよぶ細長い建物で、宮殿で一番長い建物。
一般参賀の行なわれる東庭に面し、新年1月2日と天皇誕生日の12月23日の年2回、
天皇皇后両陛下と皇族方が長和殿中央バルコニー(ベランダ)にお出ましになり、
国民からのお祝いを直接お受けになります。
「長和殿」の前の広場が「宮殿東庭」で、広さが約4500坪あり、一般参賀などの多いときには
約2万人が一度に参賀できます。足元の石畳は四国香川県産の安山岩が使用されており、
大変水はけの良い石で、足に優しい石敷きになっています。
1969年1月2日、新宮殿完成後初の皇居一般参賀で、昭和天皇陛下が長和殿ベランダにお立ちになった際、
パチンコ玉で狙われる事件が発生し、事件の後、長和殿ベランダ中央部には防弾ガラスが設けられた。
さて、長和殿前の宮殿東庭で、陛下のお立とお言葉まで40分ほど待っていたのですが、
陛下がお立になられるバルコニーの庇の裏側の塗装が剥がれているのではないかと気づきました。
その証拠写真が、以下です。(クリックで拡大します)
なんだか、悲しくなりました。
私の思い違いかもしれません。。。。。。
塗装の剥がれでなく、何らかの模様かもしれません。
しかし、天皇陛下が年に2回しかお目えになられない、参賀の場所です。
そして、宮内庁の人間だけでなく、警備の担当者含めて、多数の人がチェックしているはずです。
彼たちは、自分の職務の範囲を勝手に狭めているのではないでしょうか?
警備、警護だけでなく、本来は、国威の確保、存続、発揮などその一部を担っているのではないでしょうか?
「作業はシステム、仕事は心」
単にマニュアルや手順・基準書の範囲だけを守るのでなく、本来やるべきことをタイムリーに
実践できるのが、本当の仕事士、プロだと思います。
私のような、「誤解」を呼ぶようなことがあってはならないと思います。
塗装の剥がれ?汚れ?は簡単な作業で修復できる内容だと思います。
しかし、気づいて、迅速に、改修することを提言する勇気と誠実さを持った日本人が少なくなったのでしょうか?
また、設備の状況をチェックするマニュアルや基準があるかどうか、それが心配です。
感性がなくなってきた時には、それを補うマニュアルなどの整備が必要です。
「お役所仕事」、、、、
嫌な言葉が、脳裏をよぎりました。。。。
たくさんの外国人の観光客も参賀に来ていました。
気づいた人は少ないかもしれませんが、「日本の恥」です。
国家予算をちゃんと運用して、しっかりとしていただきたいと思います。
それと、、、、
天皇陛下や皇族方がお立ちになる場所のガラスが反射して、お姿を拝見しにくかったです。
今の技術なら、なんとかなるのではないかなぁと思いました。