雨曇子日記

エイティライフの数々です

日本植物学の父 牧野富太郎

2023-05-07 18:03:35 | 図書

 

図書館で牧野富太郎の伝記を借りた。

 

 

「日本植物学の父」牧野富太郎は、植物採集に行くときはいつもこんな格好で出かけたそうだ。

きちんとした服装は、植物への尊敬の気持ちの表れとか。

 

 

1862年(文久2)土佐の佐川村に生まれる。

幼い時父母を病気で亡くし、6歳の時祖父も病気で亡くなる。残された祖母浪子は、成太郎の名を富太郎と改め大切に育てた。

1876年(明治6) 11歳 明教館で西洋のいろいろな学問を学ぶ。

1881年(明治14)19歳 東京で行われた第2回内国博覧会を見学。

1884年(明治17)22歳 2回目の上京。東京大学植物学教室へ出入りする。

 

 

1887年(明治20)25歳 祖母浪子病死。

1888年(明治21)26歳 菓子家の娘小沢壽衛(すえ)と結婚。

 

 

1928年(昭和3)66歳 妻壽衛死去。新種の笹に「スエコザサ」と命名。

 

 

1940年(昭和15)78歳 「牧野日本植物図鑑」刊行。

1948年(昭和23)86歳 天皇陛下へ御進講。

1949年(昭和24)87歳 病気で危篤になるが奇跡的に復活。

1957年(昭和32)94歳 家族に見守られ永眠。

 

 

富太郎に会える場所として、高知県立牧野植物園 練馬区立牧野記念庭園 牧野富太郎ふるさと館 が巻末に挙げてあった。

 

 


三河雑兵心得

2022-10-27 14:35:56 | 図書

柏図書館沼南分室から、「リクエストの本が届いた」との連絡があった。

 

 

2か月ほど待ったので、有難く拝読した。

表紙絵で、馬に乗っているのは植田茂兵衛。渥美半島の付け根、植田村の百姓だった茂兵衛は、17歳で三河一向一揆の一揆側の足軽だったが、主人の夏目治右衛門(実在の人物)が許されて家康の家来となり、自分も徳川軍の足軽となる。

作者の井原忠政が、2020年からこの小説を”足軽仁義”から書き始め、9冊目の「上田合戦仁義」では、鉄砲大将で立派な馬に乗っている。一種の出世物語だ。

この本の目次は次のようになっている。

序章   三河殿は律義者で

第1章  於義丸

第2章  天下人の城

第3章  上田合戦前哨戦

第4章  上田攻め

終章   茂兵衛、 討死ス

えっ、主人公死んじゃうの?意外な展開に私は驚いた。「上田合戦仁義」は、2022年7月17日第1刷発行と奥付に書いてあるが、まだ家康は天下を取らぬうちにここで終わるのかよ!とがっかりしたが、ネットで色々調べてみると、実は、茂兵衛は上田城の土牢で生きていて徳川軍に復帰するらしい。

10冊目の{馬廻役仁義」が、11月10日ごろ発行予定だそうじゃないか。ああ、ビックリした!

「この歴史時代小説がすごい!2022年文庫書下ろしランキング第1位」で50万冊も売れたそうで、ここでおしまいにするわけはない、ということでした。作者の写真を見たけれど、元気いっぱいの大橋巨泉を思わせた。