雨曇子日記

エイティライフの数々です

大祓い

2019-12-27 15:32:09 | 神社仏閣

     (柏市塚崎の神明社・拝殿の前に設置された茅の輪)

 

古来 6 月と 12 月の晦(つごもり)に行われてきた、万民の罪や穢れを祓った神事、”大祓い”は一般の神社ではあまり行われなくなったが、柏市塚崎の神明社では、数何前に復活し毎年きちんと行われる。

 

”罪や穢れ” と言われても、それは、白い洋服に着いたシミのように目立つものではないので、あるようなないような、あるといえば”ある”、ないといえば”ない”というほどのものかもしれません。

ともかく、新しい年を迎えるにあたり”・・・・罪と言う罪は在らじと 祓へ給ひ 清め給ふ事を 天つ神 国つ神 八百万神等共に聞こし食せと白(まを)す・・・・と、神様にお願いしてみましょう。

 

12 月 31 日 柏市塚崎神明社に出かけました。

 

 

12 月 31 日の大祓いは午後 3 時より、「どなたでもご自由に」とのご案内に力を得て参加させていただきました。

社頭での大祓い、拝殿での新しい年の祈願と、神主さんの主導で祈願させていただき、身も心も清くなった気がしました。

 


一陽来復

2019-12-24 20:09:18 | エッセー

        (柏市大津ヶ丘団地のクリスマスツリー)

 

団地の一画にクリスマスツリーの電飾が輝いていました。

今日 12 月 24 日はクリスマスイブ。すっかり忘れていましたが、私にとっては 84 回目のイブ。クリスチャンではありませんが、何かいいことでもありそうな(決して起きませんが)楽しい気分になります。

あと一週間で令和元年は終わります。

千葉県を始め、全国に起こった風水害など、想定外の禍が次々に起こった令和元年でした。

オリンピックイヤーの来年は、”悪いことばかりあったのがようやく回復して善い方に向く「一陽来復」といきたいものですね。

 


八つ手の花の散歩道

2019-12-20 16:47:25 | 柏(大津川流域)を歩く

 

「白樺の道」でもいいが、一応「八つ手」にした。

突然こんな風に書きだしては「何のこと?」と思われるだろうが、自分の散歩コースの命名である。8000 歩ほどのコースに八つ手の白い花が目立つからだ。

 

 

柏市社会福祉協議会の主宰する「大津ヶ丘散策ウォーキング講座」で資料をたくさんいただき、その中に「自宅発ウォーキングコースをつくろう」の呼びかけと、作り方が出ていた。

そこで、自宅から 2 km ほどの増尾城址公園を歩くコースを思い浮かべてみた。

 

 

水辺ゾーンから歩きだし、増尾城址に向かう。

 

 

 

「500 年前の城郭で、詳しいことは分からないが、高木氏の家臣平川若狭守が城を守っていた」というようなことが書いてある。

 

 

公園をニッカ通りに出て、左手に芝浦工大柏中・高校の校舎を見て、八つ手の道に入る。

 

 

「最近、一万歩は歩き過ぎ、高齢者で 8000 歩位が丁度よいともいわれています」と資料に書いてあったので、”手ごろかな”と思った。


柏・寿量院の写経

2019-12-15 19:20:16 | 神社仏閣

         (寿量院のユニークな洋式の本堂・内部は和式)

 

柏市塚崎にある真言宗豊山派の寺寿量院では、毎月第三日曜の午後 2 時より、写経教室が開かれます。

講師はこの寺のご住職。

 

 

ご住職は、読売カルチャー教室の、写経・ご詠歌の講師を、柏・金町・北千住で務めておられます。

私は、特に信心があるわけではなく、月一回、毛筆でこの程度の文字を書き写すのは落ち着けていいかな、ぐらいの気持ちで取り組んでいます。

写経は、手本の上に用紙を置いてなぞるだけのことで誰でもできます。小一時間、静かな時間を過ごします。

成田山新勝寺では、入り口で二千円払いますが、ここは、各自お布施という形で出します。私は千円にしています。

 

 

私は昨年、門前の掲示で知って、わざわざ成田山まで行くことはないなと思い、寺に電話を入れ、参加するようになりました。

一応、真言宗豊山派の流儀にのっとり、写経の作法があり、ご住職と一緒に、懺悔文、十善戒などを唱え、「般若心経」を読みますが、こんな機会でもないと、自分一人では絶対読まないので、かえって、それがよいと思っています。

「落ち着いた喫茶店」にでも入る気持ちで参加している毎月第三日曜の写経会。今年の十二月は、日曜から始まったので、今日 15 日(日)で、令和元年は終わりです。生きらえて、来年も続けたいと思っています。

    


令和元年柏・観音寺の紅葉

2019-12-10 14:28:42 | 神社仏閣

 

12 月 8 日(日)は穏やかに晴れ渡った。冬麗とは、こんな日だ。

柏市逆井の観音寺に行った。

 

 

数年前は、これほどの紅葉は見られなかったが、年々、四季折々の花の寺として、充実度を増している。

 

ここまではいかないが、近くの大津ヶ丘団地にも紅葉はあった。

 

 

柏駅東口からの大津ヶ丘団地行の坂東バス、大津ヶ丘四丁目バス停前の前原公園にある庚申塔、屋根付きのそれは、天保 6 年、わたしは昭和 10 年生まれだが、その 100 年前に村人が造ったものだ。

団地が造成された 昭和 53 年に、道端の石碑をここに集めたものだが、歴史が感ぜられる。

 

 

 

 


まるでドキュメンタリー映画のよう

2019-12-07 13:32:59 | 俳句修行

 

町の図書館で見つけた一冊。

著者アビゲールフリードマンさんが、2000年から 3 年間、外交官として日本のアメリカ大使館で働きつつ俳句を学んだ記録である。

当然、俳句中心だが、交流した日本の俳人たちのこと、仕事や家庭のことなどが生き生きと描かれている。

わたしが一番印象的だったのは、次のようなシーンである。

 

高校 3 年になった息子との会話である。

 

「まじめな話、日本に 8 年も住んで、それで何も示せないなんて、ああ、ほんとうに恥ずかしいじゃない!」

私は、息子にたずねた。

「日本でずっと暮らしたことは、あなたにどんな意味があるの?日本でいちばんいいものは何?」

「ラーメン」彼は答える。

「ラーメン?ラーメンが好きって言って大学に受かることはできないわ!」

「でもぼくはここのラーメンが好きなんだよ。スープがおいしいし、麺もうまい。丼をのぞきこむと眼鏡が曇ってゆくのが好きなんだ。昼休みに友だちとラーメン屋に行くのが楽しみ。日本のラーメンはおいしいよ」

 

「俳句には全然興味がないの?私がこんなに俳句に時間を使っているいるのをみても、関心は湧かないの?」

「わからない。ママが俳句が好きで、ぼくはうれしいよ。でもお願いだからぼくに俳句をやらせないで」

「放っておいてやりなさい」テーブルを片づけながら夫が言った。「ああ、ああ、子育ては大変だわ」と私は心の中で呟いた。

 

著者はこの本を 2006 年アメリカのストーンブリッジ社から出版し俳句の師匠であった黒田杏子に送った。数日後、その赤い表紙の本は、講演会で聴衆に紹介され、聴衆の一人であった翻訳家中野利子(中野好夫長女)の目に留まって、2010年岩波書店から出版されることになる。この本の誕生もまたドラマチックである。

 

 


ある昼食会

2019-12-04 19:52:38 | つれづれ

12 月 4 日(水)このところ寒い日が続いたが、今日は風もなく青空の広がる好天気。

かねてから、同窓生 6 人との会食を予定していた。昔、愛知県刈谷高校で学んだ仲間で、80 代になった今、東京近郊に住む私たちは、時々集まっている。

京成曳舟駅で待ち合わせ、地蔵坂通りを百花園に歩き、白髭神社から、レストラン・カタヤマに入った。

 

ランチの話題。母校刈谷高校卒業生が二人、来年の箱根駅伝に出るらしい。

これをもたらしたのは、東京同窓会女性副会長の N さん。黒いステキな帽子で現れたが、美智子妃殿下の帽子屋さんの弟子に当たる方の帽子という。なんでも、その方の帽子を 20 個はお持ちとか。

それはさておき、箱根駅伝の選手は、駒沢大の H さんと筑波大の K さん、あくまでも候補ということで、実際に走れるかどうかは当日になってみないと分からないそうだが、とにかく名誉なことではある。

 

もう一つの話題は、仲間の一人 M さんが入院後半年足らずで回復し、現に今日も、達者に歩き、ビールも飲み、ビフテキのランチを平らげたことだ。

今年の 2 月、北海道旅行途上、摩周湖で氷に滑り腰を打ち、一週間後に発病し、ある日、立ち上がることさえできなくなり、介護 5 の認定を受けるまでになった。

回復の秘策を聞いてみると、「おいしいものをたべたい、旅行をしたい、好きな酒を飲みたい」の一心が神に通じたのだそうだ。本人にはきっと人には言えない苦しみがあったこととは思うが、とにかく危機は乗り越えたのだ。

 

久しぶりに仲間に会え、よい話も聞けて大いに力を得た。