1月26日。水仙で知られる爪木崎に来た。
今年は、強風に痛めつけられ、咲き誇るという状態ではない。
植栽の部分のみ花の形を留めている。
しかし、磯と灯台の風景が、そして、伊豆大島から始まる伊豆七島の島々が旅情をかきたてる。
私たちは十分満足して、南伊豆の旅を終えた。
つけたし 爪木崎の青空市場でウツボの干物を千円で買った。80cmぐらいあって持ちにくかったが、ビニール袋に無理やり押し込んで持って帰った。車中で多少匂って周囲に迷惑をかけた。家でも匂いまくり家人に嫌われたが、無理やり頼んで唐揚げにしてもらった。しかし、そこまでが大変。一口大に切るのが一苦労。鋭い歯に触れて出血までしてどうやら切り刻んだ。そしてお味は、結構おいしいが、家人は誰も手をつけない。専用のスナック菓子として一週間後も楽しんでいる。
1月25日。下田駅前から乗った堂ヶ島行きのバスを松崎で乗り継ぎ、雲見温泉に向かう。
これは、松崎のバスターミナル。
30分待って乗ったバスは、国道136号を南に下る下田行き。すぐ海が見え、富士が見える。
バス停「雲見浜」。私たち4人が降り、バスは運転手だけとなった。
午後3時。晴天だが海から強い風が吹きつけ、寒い。
翌 1月26日。午前 9時30分。昨夜ずっと吹き荒れていた風も収まったが空気は冷たい。
浜に出て富士を撮りまくる。
岩も撮る。
浅間神社があるのも納得。
神社を下って見上げる山の頂きにはトビの巣があると見た。
いつまでも富士を見て飽きることのない雲見海岸だった。
1月19日。今年最初のNKK散歩は古河だ。
JR宇都宮線で上野から1時間の街。
古河(こが)は、万葉集の歌に詠まれるほどの歴史を持った地名という。
歴史館へ行く途中、小学校前の歩道に、雪の結晶のマーク。藩主土井利位(としつら)の「雪華図説」から。
館内で唯一撮影を許されているオランダの「街を流して歩くオルガン」
別館の鷹見泉石邸。(渡辺崋山の「鷹見泉石像」は国宝。古河藩家老にして洋学者)
土間にある休憩所でお茶の接待に預かった。ごちそうさまでした。
歴史館に隣接する文学館。平成10年オープン。
サロンもあり、こんなところで一日のんびり読書できたらと思う。
大正9年の石蔵を利用した篆書美術館。
正定寺(しょうじょうじ)へ
江戸時代の初め、古河城主 土井利勝が開いた寺で、土井家歴代の墓所という。
さすが歴史の街と感じいる。
つけたし 「らくらく観光」というのは、駅構内観光案内所でもらった「古河てくてく観光マップ」記載の「らくらくコース(3時間)」からとりました。1月はオフシーズンなので、万事「らくらく」「のんびり」で、とても満足しました。
糺の森に入って、下鴨神社摂社の一つ河合神社に。
「方丈記」の鴨長明ゆかりの神社で「方丈庵」が復元してある。
鳥居をくぐり楼門をくぐる。
この境内には、末社の一つ「一言社」(ひとことしゃ)「三言社」(みことしゃ)が並ぶ。
神社のパンフにあった一文。
「神 霊 鎮まる太古の森を今に伝える糺の森、風にそよぐ木々の音、土や木の匂い、きらきらと美しい木漏れ日を 感じながら、神々に祈り、神々のお力を賜りましょう」
神社建築のなかで現存するのは非常にまれと謂われる大炊殿(おおいどの)が公開されていたので、その展示品を拝観する。
神社を出て、目についた「みたらし団子」の店。店主が福の神に見えた。
ちょうど、カメラの電池が終わってしまったので、おいしい団子は撮れなかった。
初春や 足の向くまま 東大寺
大仏殿の裏手は鹿のテリトリイです。
2月堂に向かいます。
法華堂の仏たちは、昨秋よりミュージアムへ
奈良時代の僧行基は大仏建立の、鎌倉時代の重源(俊乗房)は東大寺再建の立役者。
帰路、興福寺の境内を抜けて駅に向かいました。
ここは、いずれまたゆっくり訪れて、阿修羅像にもお目にかかりましょう。
今日の締めは茶がゆです。
不信心な私だが、元旦は、神社仏閣に足が向く。
柏市岩井の龍光院。
10時を過ぎていたので閑散としていたが、辰年の今年は注目されそう。ここから、100mほど離れた集落の入り口に
小さな祠と石仏群がある。正徳(1711~1716)の文字の刻まれた石仏もあった。
こちらは、柏市名戸ヶ谷の香取神社。
入口にあるのは、「奥の細道」にある「道祖神のまねきにあひて取るもの手につかず」のあの「道祖神」ではないか。
社殿は新しいが、石灯籠は享保(1716~1736)だ。
ここから、1kmほど南の増尾、広幡神社はもっと古く800年以上の歴史を持つ。
八坂神社、阿夫利神社など10社を祀る支社の鳥居は、江戸時代この地の領主だった本多氏寄進のもの。宝暦7(1757)の文字が読み取れる。
この神社で元旦に奉納される「浦安の舞」は、広辞苑に「神事舞の一つで皇紀二千六百年(1940)祝典で作られたもの」とある。
最近、「パワースポット」という言葉がよく使われるが、確かに、神社仏閣は、昔から日本人が事あるごとに
祈りつづけてきた神聖な場で、真剣に祈ることによって何か力を与えられるスポット、と言えなくもないと思った。