1月の花屋さんはやや寂しげ。
しかし、葉牡丹は健在。
店先に置かれた葉牡丹もあった。
でも、一昔前、1月の街には葉牡丹がもっと溢れていた。
昭和63年(1988)に亡くなられた中村汀女さんが主宰する“風花”の同人と1ページを飾ったこの週刊朝日、少なくとも26年以上昔のもの。蛇足ながら、この“季に寄せるシリーズ”がいつ始まったか編集部に電話してみたが、答えは得られなかった。
すでにして葉牡丹歩々にある如し 汀女
フラワーポット葉牡丹ばかり風の中 上村睦子
葉牡丹を提げてぼろ市帰りかな 竹田守貞子
ビル落成百の葉牡丹よせ植えに 大津信子
葉牡丹の雨に救援募金かな 石田慶子
葉牡丹の柵を隔てて氷川丸 鈴木晴乃
葉牡丹の照り椅子深く人待てば 福沢綾子
一株の葉牡丹鉢を隠すほど 米戸豊春
大声に売る葉牡丹や駅雑踏 渡辺満千子
はや閉ざす葉牡丹植ゑし美術館 佐藤脩一
切れることはありません。ともちゃんの入学式はす近くだし時間が取れたら行きたいと思っています。
blogで拝見するのを楽しみにしています。