日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ
KIHAKU's blog



ゴールデンウィークの連休中、一泊だけでしたが、富士山の麓で過ごしました。
よくドライブに行くエリアではあるのですが、じっくりと旅行するのは初めてかもしれません。

近場だし・・・と侮っていたのですが、いやいやすごいです。
すっかり大自然を満喫することができました。

まずは富士宮市にある白糸の滝。
日本の情緒あふれる滝で、迫力ある、、、というよりかは、とても安らぐ滝でした。
ちなみに初代征夷大将軍である源頼朝はこの滝を以下のように詠んでいます。

「この上に いかなる姫や おはすらん おだまき流す 白糸の滝」

当時から女性らしさのある滝だったんですね。

滝の他にも以前から気になっていた溶岩洞窟を訪れました。
西湖コウモリ穴や鳴沢氷穴(写真)など。

青木ヶ原の樹海に位置し、ちょっとしたトレッキングなども楽しめるエリアです。

洞窟内に入ると、ともに気温はぐっと下り、非日常の空間が広がります。
低いところだと穴の高さは90センチくらい。
運動不足の体に鞭打ちながら進むわけですが、気分はすっかり探検隊です(笑)
とは言っても、それほどハードな道でもないので、小さなお子様連れなどでも楽しめますね。

それにしても首都圏から90分ほどの場所に、これだけの非日常空間が広がっているとは。
さすが日本一の富士山。

とても人の力では表現しきれない大自然の空間を満喫できます。
非日常にお手軽に触れたい方、オススメですよ。

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連休、家族とともに那須を訪れました。

自然や動物とふれ合い、日常を忘れる貴重な時間。
その中でも数年前に設計させていただいた別荘を訪問したことが印象的でした。

敷地内には3つの建築が存在します。
もともとあった母屋と寝室棟。
そして敷地のすぐ横を流れる小川沿いに設計させていただいたリビング棟。
この3つの建築をウッドデッキが繋ぎ、小川へと誘います。

新緑の中、まだ冷たい川の水と戯れ、わんちゃんと会話し、人と共有する空間。
ゆったりとした時の流れに身を委ねると、心の奥底まで自然が舞い込むような不思議な感覚。

ただただのんびりと過ごしたそのヒトトキがなんとも贅沢な時間でした。

突然の訪問を快く受け入れてくれたクライアントにも感謝です。

お金では買うことのできない至福のヒトトキ。
新たな活力を生む空間でもありますね。

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先日、金沢を訪れた際、少し時間を作っていくつかの建築を見て回りました。
その中で印象的だった建築・・・「鈴木大拙館」という記念館がとても印象的でした。

設計は谷口吉生氏。

一昨年竣工した比較的新しい建築です。

谷口さん特有の凛とした空気館漂う空間に身を委ねると、金沢の自然が五感を刺激しはじめます。
すべての感覚が研ぎすまされていく・・・そこでおこる偶然、いや、必然とも呼べる事象に感動を覚える建築でした。

建築の根幹の部分・・・そのあり方のようなものを改めて考えさせられる建築です。
同時に多くの建築に対する活力をいただきました。
この空間、多くの建築に携わる方々に訪れてもらいたい空間ですね。
素晴らしかったです。


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休日の午後、天気も良かったことからふと思い立ち、家族と共に八景島へ。

大学時代にオープンした八景島シーパラダイス。
当時はトレンディスポット(死語)として一世を風靡した場所ですが、今でも若干時代は感じつつも、居心地の良い場所です。
今回は初めて子連れで・・・ということもあり、新鮮でした。

都心部からすぐ行くことのできる親水空間、とても貴重だと思います。
島国という環境を利用した海との共存方法、何かまだまだ可能性が秘められてると感じました。

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休日、雨が降っていないのを確認し、愛車ジュリアスーパーを操り奥多摩湖を訪れました。
東京都とは言えどもまだまだ緑豊かな奥多摩。
緑の香りが豊かでとても気持ちよく、もう少し奥へ。
国道139号線の大月へと抜けるルートを通り、他にクルマもほとんどなく、気持ちよいドライブが出来ました。

実は大月には訪れたい場所がありまして・・・日本三奇橋のひとつ「猿橋」です。
木造・・・だったのですが、現在は木造風(中に鉄骨が仕込まれている)の橋となり、橋脚の無い「刎橋」です。「刎橋」で現存するのはこの猿橋のみ。

両岸から張り出した刎木の迫力はなかなかのものです。

起源ははっきりとしない橋ですが、鎌倉時代にはあったそうな。
刎橋となったのがいつなのかはわかりませんが、江戸時代の浮世絵などには刎橋が描かれています。
現代の橋にはない迫力、そして温もりのある橋。
さらにはどこか愛嬌が感じられる橋です。

人生にはユーモアが大切だと考えています。
この抜群のユーモアセンスある橋、訪れるとちょっと幸せになりますね。

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