今朝、無事に大田区で計画されていた二世帯住宅「Kalliste」の引渡を終えることができました。
はじめてクライアントとお会いしたのが昨年のゴールデンウィーク。
土地もまだ決定していなかったのですが、その後、スムーズに土地も決まり、出会ってからおよそ1年半でお引き渡しとなりました。
「Kalliste」は半同居型の二世帯住宅。
キッチンやリビングは2つずつ用意されていますが、浴室は1つ。
家族各々の役割分担が明確になっていたため、そのライフスタイルに合わせて自ずと空間も決まりました。
二世帯住宅を計画する際には、この家族内での役割分担や関係性がプランする上で重要な要素です。
設計初期段階できちんとヒアリングを行う事が重要ですね。
建物は南北に長い土地形状を利用し、中央に中庭を配置。
どの部屋にいても自然が楽しめるレイアウトとなっています。
家事動線も極力集約し、衣類などは広いファミリークロゼットが用意されており、2Fはスキップフロアの空間構成。
プライバシーの保たれた中庭では縁側のような空間も用意され、屋外で人目を気にする事無く、家族のコミュニケーションが図れます。
本日のお引き渡し、クライアントご家族みなさま大変喜ばれて、設計したものとしては嬉しい限りなのですが、毎度のことながら寂しくもあり・・・
これからの長い年月、クライアントに愛されながら、いつまでも温かみのある空間となるよう・・・そしてクライアントと共に成長できるよう願いをこめて、「Kalliste」を後にしました。
| Trackback ( 0 )
|
|
|