ピアニストのための音楽室のある戸塚Tハウス、無事に地鎮祭を迎えることができました。
駅から近い住宅街の中に位置する戸塚Tハウスの敷地。
周囲が住宅街なだけに当然防音に対しては気を使わなければなりません。
木造でありながらもD−50の遮音性能を持つ空間として計画されています。
D−50とは簡単に言うと50dB分の遮音性能を意味します。
ただ遮音するだけではなく、当然演奏する人にとって心地よく広がる音も目指す・・・
これがなかなか難しいんです。
演奏する人によって好みが分かれるところ・・・一般的な教科書通りの仕様から、どのように演奏者の好きな音響空間へとアレンジするか、これは本人でなければわからない領域でもあります。
設計段階では、この最終的なアレンジをしやすい空間を試みています。
自分流にカスタマイズしやすい空間、この作業をクライアント自らが行うことによって、より愛おしい空間へと変わり、自分の空間という意識も高まるのではないでしょうか。
戸塚Tハウスの現場もいよいよこれから。
クライアントはじめ、現場の皆さんとも協力しながら理想の空間を目指したいと思います。
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