日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ
KIHAKU's blog



秋晴れのドライブ日和に愛車ジュリアスーパーと共にHOUScopeの現場へ。
この日は建て方(構造体である木を組み立てること)を行う日でした。

HOUScopeは新横浜の美しい眺望を臨む事のできる敷地。
しかしその眺望のためには、隣の家の屋根よりも高いレベルでないと当然見えません。
幸いなことに隣の敷地は2m以上低いので、HOUScopeの2Fレベルからは階の高さを調整すればなんとか眺望を確保することができます。

当然設計もそのような高さ関係を意識して進めているのですが、さまざまな法律の規制などにより、むやみに高さを高くすることもできず、せめぎ合いを繰り返してようやく設定した2F床の高さ。
確かに与えられた情報によると眺望が確保されているはずなのですが、実際に現場で見てみない事にはなんとも不安なものなのです。

そしてこの日、複雑な木軸を職人さん達が丁寧にくみ上げていき、いよいよ2F床レベルに上ってみると・・・

良かった。。。
無事に美しい眺望を臨む事ができました。

一安心した帰り道。
なんと愛車のクラッチが切れなくなり・・・

見ると、なんとクラッチオイルが空。
どこぞから漏れた様子で。

ここ最近、どうも愛車の調子が悪く。。。(この一ヶ月で三度もストップしてます・・・)
良い季節なだけに早く機嫌を直してもらいたいものです。

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古巣であるヒラノ事務所が手がけたグループホームの施設を見学させていただきました。

グループホームは障害者の方達が少人数でグループとなり、住宅で共同生活をし自立生活を支援する施設です。
(認知症の方達のグループホームなどもあります)

普段はなかなか見学する機会のない施設なだけに、とても興味深く見学させていただきました。

施設の本質柄様々な制約が多く、ついつい建築的なデザインは置いて、機能重視になりがちです。
その中でも今回の施設はハード面、ソフト面、新たな試みを垣間みる事のできる建築でした。

建築家が社会に対して発信できる事、決してデザイン自体がその職能の本質ではなく、社会へのメッセージや問い掛け、それらが本当にやらなければならない我々の仕事です。
表面上だけのデザインにとらわれず、もっと深く社会のことを考えねばならないと再認識させられたように思います。

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couture maison Hisako Takayama 銀座本店がオープンして一ヶ月。
開店後のバタバタした感じも納まった頃合いを見計らって、記録用の竣工写真を撮影してきました。

ウェディングドレスが整然と並べられたドレスコーナーは引き渡しの時とは全く異なる表情を見せ、とても華やかな空間に。
そこからメタリックな花柄模様のトンネルを抜けるとフィッティングコーナーへ。



おそらく業界初の試みとなるメイクコーナーのあるフィッティングルームもうまく機能している様子で一安心。

この空間を利用して、より多くの幸せな花嫁が誕生することを願うばかりです。

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