旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

江差線最後の日2~湯ノ岱駅まで

2014-12-16 04:19:06 | 江差線最後の日
 多くのファンがホームに。

 6時53分。満員の乗客を乗せて定刻通りに函館駅を出発。

 朝食は、函館駅で売っているお弁当。(駅弁マークはついていませんでした。)
 一つは、テレビでも紹介された、「四季海鮮 旬花」の松前産の岩のりを使った「北海道松前町 岩海苔だんだん」
 松前町の岩海苔は寒さの厳しい冬にしか採れない稀少なもので、収穫量も少なく2月頃に売り出される海苔は1帖(10枚)5000円ほどで、すぐに売り切れるため「幻の岩海苔」とも言われているそうです。
 その岩海苔が二段になっていて、磯の香りと海苔のしっかりとした味を楽しむことができました。松前町と銘打っているだけあって、おかずには松前漬も入っていていました。



 もう一つは、同じく「四季海鮮 旬花」の「いかめし磯辺揚」。名前の通りいかめしを輪切りにして磯辺揚げにしたお弁当です。



 男爵いもの生みの親、川田龍吉男爵と男爵いもに関する「男爵資料館」が、渡島当別駅のすぐ近くにあります。


 札苅駅構内には、誰が作ったのか「心に残るよい旅を」の看板が。


 建設中の北海道新幹線が見えてくると、まもなく木古内駅。(札苅駅・木古内駅間)


久根別駅で行き違いの下り貨物列車が遅れたため、5分ほど遅れて7時59分に木古内駅に到着。昨年の11月に来たときにあった新幹線駅の覆いは取り外され、新しい駅舎が姿を現していました。


 木古内駅からも多くの人が乗車し、2分遅れて8時10分に発車しました。(ピントの合わない写真がこれからも出てきますがご愛敬。雰囲気を感じて下さい。)


 いよいよ廃線となる区間に入ると、北海道新幹線と交差。(木古内駅・渡島鶴岡駅間)


 大漁旗ならぬ優勝旗?を振るおじさんの姿も(木古内駅・渡島鶴岡駅間)


 鶴岡小学校付近(木古内駅・渡島鶴岡駅間)


渡島鶴岡駅は、禅燈寺山門と本堂の間を江差線が走るという珍しい所。沿線の撮影ポイントの一つ、山門の向こうにも人が。


 廃線が決まってからは、休日を中心に無人駅には警備員が配置されていましたが、今日はJR北海道の職員も配置されていた渡島鶴岡駅に、2分遅れの8時14分に到着。


 普段はほとんど乗降客のない駅もご覧の通り。(吉堀駅)


 吉堀駅・神明駅間は江差線で最も駅間距離が長く13.2㎞。途中稲穂峠越えがあり約22分かけて進みます。つまり時速33㎞。勾配も25‰ときつい山越えとなり、この区間だけは人家もなく、平行する道路もありません。


 木古内駅・江差駅間で唯一列車交換が行われる湯ノ岱駅。4分遅れの8時48分に到着。


湯ノ岱駅で迎えてくれた、上ノ国ウオーキングクラブの皆さん。


 下り列車とのスタフ(通票)交換も、この人で見えませんでした。湯ノ岱駅では5分遅れとなり、9時1分の発車。


 つづく…