旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

小海線・大糸線・越後線・飯山線の旅 番外編 チケットケース・汽車土瓶・若笹寿し

2018-08-17 14:33:41 | 小海線・大糸線・越後線・飯山線の旅
【チケットケース】
 特急券などをみどりの窓口で購入すると入れてくれる紙袋があります。これをチケットケースと呼びます。JR東日本では支社毎に特色あるものが作成されています。
<松本駅>


<新潟駅>


<新潟駅>


<長野駅>


【汽車土瓶】
 「おべんと~に、お茶」
 昭和30年代までの主な駅では、列車が到着すると肩ひも付きの木箱に駅弁やお茶を入れて「おべんと~に、お茶」と、立ち売りする姿をよく見ました。
 日本で初めて駅弁と一緒にお茶の販売をしたのが、1889年(明治22年)に静岡駅で信楽焼の土瓶に入れて販売したのが始まりと言われています。
 そのため、その容器を「汽車土瓶」と呼ぶようになったそうです。
 1921年(大正10年)、鉄道省が衛生上の理由で土瓶を禁止したため、ガラス製のものが登場しましたが、煎茶が丸見えのため、煎茶が尿のように見えて飲む気にならないなどの理由でわずか数年で製造が中止されたという記録も残っています。
 ポリエチレンの発達により、重量があり破損しやすい汽車土瓶はポリ容器入りにかわりますが、駅弁の立売が姿を消し、缶入りやペットボトル飲料が主流となり、そして駅弁を販売する駅自体が少なくなると共に、ポリ容器入りお茶(ポリ茶瓶)の販売もほとんど姿を消しました。


 現在でも駅弁と一緒に汽車土瓶を販売しているのは、小淵沢駅だけです。
 平成30年6月26日 小淵沢駅で購入 価格380円


 なお、横浜市歴史博物館では、常設展示室に期間限定で汽車土瓶をミニ展示する事もあるようです。
 また、ポリ茶瓶自体はイベントなどで需要があるようで通販で現在も購入可能です。

【若笹寿し】
 [製造元](有)だいこく食品 平成30年6月27日 南小谷駅前 石川売店で購入 価格648円


 「若笹寿し」の由来は、安曇野地方の保存食として、元々は付近の山菜、川魚などを具とてし御飯に載せ、若笹で包んで持ち歩いたと言われ、「わかさすし」と読むらしいです。
 掛紙に「信州サーモン」とあるように、虹鱒とブラウントラウト(鮭)を交配した「信州サーモン」が使われています。


 若笹で包まれた4個入りです。


 信州サーモンの笹寿し2個、葉わさび笹寿し1個、梅しば(所謂 カリカリ梅)笹寿し1個が入っています。




 大町市内を中心に、ドライブイン「安曇野スイス村」、長野自動車道の松本近郊サービスエリア、上高地、黒部ダムなどでも販売しているそうですが、地元でなければ手に入らない物の一つとみて良いでしょう。
 なお、場所によっては700円で販売しているところもあるようです。

1 コメント

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懐かしい! (作業員)
2018-08-17 17:00:51
ポリ茶瓶、うっすら記憶有ります
当時はプラ臭がして
あまり好きではなかったような^^;
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