旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

秋田内陸線の旅 再び 12~下り普通 角館行 秋田内陸線ほぼ中間

2020-01-06 10:08:37 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 『秋田内陸線の旅 再び』。比立内駅を目指します。
笑内        13:57着 13:57発
 笑内駅を出るとようやく上り勾配が緩みます。


 岩野目駅手前に「岩野目踏切」の表示があるのですが、渡り板が撤去されていることから、かつては踏切の先に集落があったと思われます。


岩野目       14:01着 14:01発
 公式の統計ではありませんが、内陸線で一番乗車人数が少ない駅ではないかと言われています。
 「鳥坂渓谷0.3km」とありますが、国道105号を笑内駅方面800m程進み、旧道の羽州街道に入り400m程の所に「鳥坂橋」があり、橋とほぼ同じ高さに緑色の秋田内陸線の鉄橋が見え、紅葉の時期は周りがオレンジや赤に染まるので、鉄橋の存在感が一層増す撮影ポイントだそうです。


 再び、上り勾配が続きます。


  14‰の上り勾配で岩野目沢トンネル183mをくぐります。


 トンネルを抜けても上りは続きます。


 勾配が緩むと右に国道105号が並行します。


 突如として列車の警笛が響きました。
 踏切です。
 鉄道を挟んでぽつんと一軒家。一軒家が先か、鉄道が先か。
 踏切標識もないようなので「第4種」でもない、所謂「事実上の踏切」と言われるものでしょうか。


 勾配が緩くなった頃、比立内駅に着きます。


 国鉄時代は旧阿仁合線の終着駅でした。


比立内       14:05着 14:06発
 比立内駅の標高208m。阿仁合駅から100m程上ってきました。
 総延長94.2kmの秋田内陸線。起点の鷹巣駅から46.0km。中間点に一番近い駅になります。


 大きい駅舎は、委託駅員も廃止され現在は無人駅です。フクロウの親子が乗客を迎えてくれます。北秋田市の「名物」となった、チェンソーアートをよく見かけます。


 森吉山周辺には、ブナの原生林があるためクマゲラが棲んで居るそうです。


 秋田内陸線は総延長の半分以上が北秋田市を通っています。その北秋田市は、秋田県内では由利本荘市に次いで2番目に面積が広いそうです。
 面積が1番広い由利本荘市には、由利高原鉄道鳥海山ろく線が通っています。
 共に赤字解消に奮闘する第三セクターです。
 ガンバレ内陸線! ガンバレゆりてつ!

 明日は新線区間に入ります。


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