旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション62 「特上鶏めし」(大館駅)

2022-01-09 09:55:30 | 駅弁コレクション
【特上鶏めし】(大館駅)
                            2022.1.9投稿

2007年(平成19年)10月28日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格1,100円
                        [製造元](株)花善

 掛紙の「こけし」と「稲穂」のデザインは『鶏めし』と同じですが、紙質は上質な肌触りのものです。


 醤油ベースの比内地鶏の鶏ガラスープで炊いた御飯の上に、甘辛く煮た比内地鶏・玉子そぼろ・栗甘露煮・キヌサヤ・花麩が載っています。
おかずは大きい仕切りに鮭のフリッター・リオナハム・つくね・紅生姜団子・加賀太鼓(揚げ蒲鉾)・がんもどき煮・キュウリの漬物・しば漬。
 小さい仕切りにはナスのしぎ焼き(田楽味噌)とがんもどき煮・椎茸煮は入っています。


 御飯とおかずのスペースが半々で、『鶏めし』(駅弁コレクション54「鶏めし」)と比べて、おかずが数種類増えています。
 容器が大きくなっているので、御飯の量は同じだと思います。
 パンフレットには「要予約」となっていますが、駅弁大会などにも顔を出した駅弁です。


 『比内地鶏の鶏めし』が販売されるようになり、この駅弁は終売となっています。

 製造・販売の花善は、1899年(明治32年)11月15日の大館駅開業と同じ日に、花岡旅館弁当部として開業し、駅弁構内販売を始めています。
 『鶏めし』は1947年(昭和22年)に販売を開始しました。
 その後、「花善商店」として会社組織にし、現在の「花善」に至っています。
 2019年(令和元年)には120周年を迎え、パリに常設店舗「1899ToriMeshi」を開業しています。
 この『鶏めし』は、『駅弁味の陣2015』で「駅弁大将軍」、『駅弁味の陣2021』では「10周年記念賞」を受賞しています。


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