旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~桜の津軽鉄道へ1 津軽半島縦断 

2019-05-01 16:13:50 | 旅の小窓
2019年(平成31年)4月29日 月曜日 昭和の日で祝日。
 今日は津軽鉄道に乗りに出かけます。
 基本的に『旅は公共交通機関』をモットーにしています。
 七戸十和田駅から9時34分発はやぶさ1号を利用し、奥津軽いまべつ駅へ。津軽半島を縦断します。


 10時7分、奥津軽いまべつ駅に到着。
 奥津軽いまべつ駅は、青森県東津軽郡今別町にある北海道新幹線の駅です。北海道外にある唯一のJR北海道の駅です。

 北海道新幹線13往復のうち、7往復14本が停車しますが、1日平均の乗車人員は100人以下と、全国の新幹線の駅で最も乗車人員が少ない駅です。

 JR北海道の駅ですから、乗車券類使用済み印も北海道バージョンです。

 「わがまちご当地入場券」も販売されています。


 乗降客も少ないためか、2種類ある駅スタンプの状態もすこぶる良好です。


 青函トンネルの竜飛口から約6kmの地点にあるこの駅は避難駅の役割も担い、奥津軽保守基地も併設されています。

 また、当駅や青函トンネルなどを含む新中小国信号場・木古内駅間は、新幹線(標準軌)と在来線(狭軌)の共用区間なので、新幹線ホームの脇に海峡線の線路や保守基地への三線軌条(広軌と狭軌の車両どちらも走れるように線路が3本)を見ることができます。

 駅舎は青函トンネルをゲート風にデザインした鉄骨造り3階建て。1階はエントランス、2階がホーム、3階が改札口となっています。

 駅構内には売店などはないので、無料駐車場を挟んだところにある「道の駅いまべつ(半島ぷらざアスクル)」を利用します。

 津軽鉄道津軽中里駅には路線バスで向かいます。
 バスの待合室に貼られている案内にビック!
 ただいま期間限定で、津軽鉄道に乗る予定の人はバス運賃が半額!

 早速頂いてきました。

 10時50分定刻、11人の乗客を乗せ発車。

 左折して青森県道14号今別蟹田線を南下します。

 JR津軽線と交差します。

 右に津軽線母沢トンネルを見ながら、山登りです。

 標高164mの小国峠から外ヶ浜町に入り、下りに入ります。
 ここまで発車して約7分、標高にして約130m登ってきました。

 北海道新幹線の下を通ります。

 このバスのバス停は途中三箇所、全て降車専用です。
 最初の大平バス停を12分程早く通過です。

 津軽線高石股踏切を渡ります。

 この先T字路を右折し、青森県道12号鰺ヶ沢蟹田線に入ります。

 やまなみトンネルが中泊町の入口になります。

 トンネルを抜けると間もなく平地に出ます。

 県道12号から左折し今泉地区に入り、2番目の今泉バス停を12分程早く通過。 

 今泉地区から国道339号に出て南下します。
 右前方に岩木山が見えます。

 バスからは見えませんが、右手方向に十三湖が位置します。

 3番目の薄市バス停に12分程早く到着。
 帰省のため新幹線から乗り継いだ親子3人が下車していきました。

 桜が満開です。

 中里川を渡り左折し、中里市街地に入ります。

 この辺りが中心地でしょうか。

 11時35分。定刻より10分早く到着しました。

 今乗ってきたバスは、北海道新幹線開業日当日の2016年(平成28年)3月26日より、「奥津軽いまべつ駅・津軽中里駅間バス運行協議会」が主体の、奥津軽いまべつ駅と津軽鉄道中里駅を結ぶ路線バス「あらま号」です。

 協議会は、県、沿線の今別町、中泊町および外ヶ浜町並びにバス事業者(弘南バス)等で組織されています。
 新聞報道によると、運行費用は年間2600万~2700万円。年間2100~2200万円の赤字分を国が2分の1、残りを県と3市町が負担する形で、国庫補助が大きな割合を占めているそうです。
 国庫補助の対象は「1便あたり1人の乗車」だそうで、2017年(平成29年)10月から翌年9月の1年間に運行した2920便の総利用者数は3123人で、前年同期を657人上回り、1便あたりの平均利用者は1・07人(前年比0・23人増)、一日平均は8・56人(1・8人増)と、いずれも前年を上回り目標を達成したそうですが、厳しい状況にあるそうです。
 たまには、公共交通機関を使った旅はいかがですか?

 つづく。

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