旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

秋田内陸線の旅 再び 16~下り普通 角館行 「戸沢ストレート」

2020-01-10 10:18:37 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 『秋田内陸線の旅 再び』。秋田内陸線八景其の六「戸沢ストレート」を通り、上桧木内駅で列車交換待ちをします。


戸沢        14:26着 14:27発
  結構下ってきたように思いましたが、秋田県内の信号場を含めた駅の標高で第2位になる315mの駅です。因みに第1位は、327.2mの田沢湖線田沢湖駅・赤渕駅間ある志度内信号場です。


 地名の「戸沢」は南北朝以降一帯を支配していた「戸沢氏」に由来するのでしょうか。
 駅から1km程の所にある「戸沢城址」は、築城年代は定かでありませんが、戸沢兼盛によって築かれたと伝えられているそうです。


 駅を出て2分程直線区間です。ここが、秋田内陸線八景其の六「戸沢ストレート」でしょうか。途中に第二下戸沢橋梁があります。


 第二十七桧木内川橋梁。


 第二十六桧木内川橋梁。このあと上桧木内駅まで5回桧木内川を渡るようです。


 坂本トンネル70m。新線らしい構造です。


 ここも直線区間です。


 上桧木内駅手前は、道路と立体交差になっています。


 新線区間唯一、列車交換可能な島式ホーム1面2線の上桧木内駅が見えてきました。


上桧木内      14:31着 14:36発


 ホームには待合室があります。「秋田内陸線を守る会」と地元の人たちが一緒になって環境整備に努めているとのことで、待合室もとても綺麗でした。
 待合室自体は、ホーム幅の制約からか細長く、平行四辺形でベンチの配置も工夫されていました。


 ここは、毎年2月10日に開催される仙北市指定無形民俗文化財『上桧木内の紙風船上げ』会場、西木町紙風船広場へ徒歩7分の最寄り駅です。


 武者絵や美人画が描かれ、灯火をつけた巨大な紙風船が真冬の夜空に舞う年中行事だそうです。
 伝説では、江戸時代に銅山の技術指導に訪れた平賀源内が、熱気球の原理を応用した遊びとして伝えたとも言われているそうです。


 ホームから見える『紙風船館』の広場が会場のようです。


 角館発阿仁合行き普通列車の到着を待っての発車となります。


 明日は橋梁とトンネルを通りながら下っていきます。


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