暑いせいでしょうか?エアコン修理が続きます。
I氏所有の00年タホ、エンジン回転数を上げたときコンプレッサーより異音がします。
はじめはクーラーベルトテンショナーのテンションが弱く、エンジン回転が上がったときにベルトがスリップしているのかと思い、ベルトテンショナーを交換させていただきましたが改善せず、コンプレッサーの交換をさせていただきます。
今回のケースは、エアコン自体は冷えるのですが異音がするという症状です。
大体こういう場合はコンプレッサーが焼きつくか大きな異音がするまで乗ってしまう方が多いのですが機械に詳しいオーナーさんのおかげで大壊しは免れました。
コンプレッサーからの異音はコンプレッサー内部が軽い焼きつきをおこしていますのでコンプレッサーのほかにレシーバーとオリフィスも同時交換させていただきます。
まずはコンプレッサーを外しますが、コンプレッサーを車外に取り出す際、ヒーターホースが邪魔をしますのでクーラントを抜いてホースを外します。
それからコンプレッサーを取り出します。
信頼性の高い日本製「DENSO」です。
続いてレシーバーとオリフィスを外します。
異音がしてる場合コンプレッサー内部の金属片がクーラーサイクル内に回ってしまうのですがやはりオリフィスに引っかかっています。
まだ少ないほうですが、コンプレッサー不良は間違いないようです。
組み立てていくのですが、クーラーホースや、パイプの中にも金属片が残っている可能性がありますのでそれらも掃除します。
クーラーコンプレッサーにはあらかじめコンプレッサーオイルが入れてありますのでいいのですが、レシーバーやエアコンラインの掃除をした場合メーカー指定のオイル量を追加しないといけません。
レシーバー交換で10cc+ホース掃除3本で7cc×3、、、、、といった具合に足し算してオイルを追加します。
組み付け終わったら真空ポンプにて真空引きです。
以前も書きましたがクーラーラインの中を真空にしておかないと水分の元がクーラーラインの中に残り、冷えてきたときにその水分が凍ってラインの細いところをふさいでしまい、クーラーが冷えなくなってしまいます。
30分ほど真空引きしてから10分放置して漏れがないか確かめます。漏れがある場合放置している間に真空度合いが落ちてきます。
大丈夫ですのでガスチャージします。
内気循環、風量最大にして温度計を差込みガスチャージです。
今のように暑い時期で吹き出し口温度が10度を切るようでしたら上出来です。
今度は石鹸水を使ってジョイント部のガス漏れをチェックします。
原始的方法に思えますがこれが結構いいんですよ。ガス検知器もいいのですがこのように目で見てわかるものも確実で良いです。
異音もなくよく冷えますのでこれで終了→納車です。
続いてH氏所有C1500のエアクリーナー交換です。
純正からエーデルブロック14×3inに交換です。
キャブレター用のエアクリーナーをTBIにつけるのですがキャブレター用のドロップベースをそのままつけようとするとスロットルリンケージ等に干渉しますので下側のみライズドベースを使いエアクリーナーの位置を上げて干渉をかわします。
左がドロップベース、右がライズドベース(裏返し)です。
エアクリーナーを止めるネジも作ります。(事前に注文いただいてましたので当方在庫のスロットルボディーで現物あわせで作っておきました)
ラジエターのアッパーホースに干渉してましたのでそちらも長さを切り詰めて回避、終了です。
夜は毎月第二土曜日のミーティングに参加してきました。
暑い中集まりました皆さん、お疲れ様でした!
ほんとに暑かったですねぇ、、、、、、、また来月少しはすずしくなってるでしょうか、、、、、、、
この後エアコン修理のAZワゴンの引取りのため少し早めに引き上げさせていただきました。
エアコンの修理、まだまだ続きます。